事務職は、比較的誰でも短期間で仕事を覚え活躍することができることから、派遣スタッフや、契約社員が増加しているため直接採用の正社員は競争が激しいと言われています。「残業が少ない」「仕事の負担が少ない」など人気になる要素もあり、ライバルが多い職種です。
このページでは、20代女性が事務職で転職成功する為に押さえておくべきポイントを解説していきます。
何となく転職活動を始めるより、知っておくべき情報は頭に入れた上で行動したほうがスムーズな転職が実現できる可能性が高くなりますので、このぜひ、参考にしてください。
20代女性が事務職での転職を成功させるためのポイントは下記の4点です。
- 競争率が高い事を知っておく
- 資格よりも実務経験重視
- 転職サイトでは面接まで進めない
- 転職エージェントを利用する
まず、20代女性の人気職種である事務職の転職事情を把握した上で、どのように転職活動をすすめることで成功確率を上げることができるのかを解説していきます。
事務職は競争率が高い
事務職は競争率が高いということを知っておくようにしましょう。例えば求人の多い営業職と求人の少ない事務職とでは、すぐに転職が決まりやすいのは営業職になるのは当然のことと思って良いです。
これを知っておかないと、「スキル不足」「経験不足」など、必要以上に自分の経歴のせいで転職が決まらないとネガティブになってしまう可能性があります。
転職先がすぐに見つからない不安は、転職活動ではつきものですが、ネガティブに考えても良いことはありません。
そもそも競争率が高いのですから、それほど落ち込む必要はありませんし、大切なのは、人気職種だということを認識した上で、適切な転職活動を進めていく事です。
事務職がどれくらいの人気職種なのかは、求人倍率を見れば一目瞭然です。
求人倍率は、数年前と比べて改善されていますが、厚生労働省発表の『一般職業紹介状況』の最新データ(2017年3月発表)事務職の求人倍率は0.45倍、一般事務に限れば0.36倍と、まだ低い水準と言わざるを得ない数値になっています。
厚生労働省発表の数値は、雇用形態は「常用」という以外問わないデータなので、「正社員で」と考えると実際にはもう少し求人倍率が下がると考えて良いでしょう。
資格よりも実務経験重視
「簿記検定や秘書検定などの資格が無いと自信がない」という人も20代女性なら少なからずいると思います。
しかし、実際の採用の現場では、資格を持っていたからといって内定が得られるわけではありませんし、必ずしも有利になるものではありません。
知識がある事は悪い事ではありませんが、その知識を活かして実際に活躍できると思ってもらえるアピールができなければ意味がありませんし、経験やスキルのほうが強いアピールになります。
事務職で実績と言っても難しいかもしれませんが、仕事上で工夫してきたことや努力してきたことをアピールするだけでも、適性を判断する材料になりますし、ただ資格を持っているよりも選考通過の可能性は高くすることができます。
現状、事務職未経験者の場合は、資格が必要かというと、これも不要です。事務職は業務の正確性や周囲への配慮、コミュニケーション能力などが必要ですが、今までの仕事上の経験からそれらのアピールをすることは、難しくないはずです。
そのほうが資格でアピールするよりはるかに内定に近づく可能性が高いです。
転職サイトでは面接まで進めない
リクナビNEXTのような転職サイトを利用した場合、誰でも応募が簡単にできます。
便利なことなので一概に悪いわけではありませんが、そのせいで人気の仕事には応募が集中します。
転職サイトでは、経歴が優れた人を欲しいと思っている企業でも、経験の浅い経歴としては優れていない人が同時に応募してきますから、当然ながら書類選考時点で通過率が低くなって面接まで進めるケースが少なくなります。
先ほどの資格のこととも絡みますが「選考に通らないから資格を取らなければ」と感じる人も少なくないので、まず市場価値に合った企業に応募できていない時点で選考には通りづらいということを認識しておく必要があります。
転職エージェントを利用する
それでは、どうすれば良いのかと言えば、転職エージェントを利用すべきです。
転職エージェントでは、希望すればどの企業にも応募できる転職サイトと違って、求職者の経歴や年齢、希望条件などに合わせて、保有求人の中から求人を紹介します。
その為、内定の可能性が高い企業のみ紹介してもらえます。
市場価値に見合わない企業でも応募を続けていれば、いつか内定が取れる可能性がない訳ではありませんが、転職エージェントを利用することで、早い段階で内定を獲得できる可能性を高めることができます。
問題は、「どんな転職先を紹介してもらえるのか」ということになりますが、そればかりは、人によって経歴や特徴が違う以上、利用してみないことには何とも言えません。
ただし、いくつかの転職エージェントで、求人紹介を受けることで、自分の市場価値を把握することができますし、まずキャリアカウンセリングを受けることで、その先の活動がスムーズに進められます。
また、先に事務職は求人倍率が低く、競争率が高いことを解説しましたが、一般の求人倍率と転職エージェントの求人倍率はまったく別モノです。
利用することで、より転職成功の可能性を高めることができますから、利用しない手はありません。
20代女性(事務職)におすすめの転職エージェント
20代女性は需要が高く、求人が多く集まりますが、事務職は競争率が高い為、選択肢を広げていく必要があります。
また、20代女性ならではの転職に関する不安や悩みにも丁寧にアドバイスをくれるようなサポート力の高さも洗濯する上でポイントになります。
それらの条件を考慮に入れた上でおすすめの転職エージェントは下記になります。
doda
dodaは国内トップクラスの圧倒的な求人数があり、かつ20代の転職実績も豊富で強みを持っています。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントです。リクルートの知名度と企業との太いパイプで、大手から優良中小企業、ベンチャー企業など、良質な求人案件を幅広く保有しています。
dodaと同じく、他の転職エージェントと比較した場合、求人数が圧倒的に多く、転職エージェントを利用する上で外せない選択肢です。
type転職エージェント
type転職エージェントは老舗のキャリアデザインセンターが運営する首都圏中心の求人紹介が主力のエージェントですが、女性の転職にも古くから力を入れています。
サポートの丁寧さは、業界でも屈指と言われるほどで、初めての転職という人が多い20代女性でも安心して利用することができます。
リクルートエージェントやdodaのような圧倒的な求人数は無いものの、事務職の求人数は多いほうなので総合的に考えて利用価値の高い転職エージェントです。
転職エージェントで断られた場合
ここまで解説してきた通り、事務職の転職は求人が少ない割に希望者は多く、競争率が高い職種です。その為、場合によっては転職エージェントから求人を紹介してもらえない場合があります。
もし、転職エージェントで断られてしまうような場合は、下記の転職サイトを利用して、求人を調べ応募したり、スカウトメールを利用するようにしましょう。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、リクルートが運営する最大級の転職サイトです。転職を考えたことがある人なら、ほとんどの人が登録するのではないかと思うほど人気があります。
求人数が多く、転職先の選択肢を広げるという意味では、登録必須の転職サイトと言えます。女性が活躍できる仕事も、多く取り扱っていて毎週、火曜日・金曜日に新規の求人が更新されます。
リクナビNEXTを上手に利用する3つの方法
女の転職@type
typeの転職エージェントを運営するキャリアデザインセンターが運営する転職サイトで、幅広い職種の求人を取り扱っています。女の転職@typeは、名前のとおり、女性の求人のみを取り扱う転職サイトです。
「事務・経理・人事などのオフィスワーク系」にも強みがあり、多くの求人が掲載されています。
求人が女性に限定していますし、機能やコンテンツも女性向けなので使いやすいという人が多いです。
とらばーゆ
女の転職@typeと比較すると、美容系・医療系の求人が多いのが特徴です。
もちろん、オフィスワークや営業などの職種の求人も掲載されていますが、「アパレル・コスメ」「エステ・ネイル・美容師」「医療・歯科・介護・福祉」「看護系」を推していて、それらの求人が多いです。『とらばーゆ』はリクルートが運営する女性専門の転職サイトです。