同じ24歳の転職でも男性と女性では少々違いがあるとうことを知っておく必要があります。
雇用機会均等法では男女は平等に扱うように決まっていますが、実際には応募することは平等にできても、採用の段階では男女の差がかなりあるのが現実でもあります。
しかし、まだ24歳という若さであれば、性別の差で不利に感じるケースも少なく、20代後半よりもスムーズな転職ができる可能性が高いです。
実際に転職を決断するかは別として、女性の場合は24歳という年齢で一度真剣に将来のキャリアについて考えてみることをおすすめします。
女性は24歳の転職でも遅い?早い?
24歳は、大学をストレートで卒業していても社会人経験は2年程度ですから、転職するには早い気もするかもしれません。
ただ、女性の場合は男性とは違い、早い段階で転職しておいたほうが良い場合もあります。
24歳という年齢が転職に遅いということはありませんが、転職を考えるのなら一度真剣に検討する時間をつくることも大切な時期だと言えます。
年齢が上がるにつれて結婚・出産の可能性が高まる
企業側から見ると、女性はいつか結婚して出産するというのが当然の流れだと考えます。そのため、結婚・出産が近い将来に控えているであろう20代後半、採用に消極的になる企業もあります。
もちろん、バリバリ働いて結婚や出産より仕事を重視する女性もいるでしょうが、企業からしてみれば、結婚・出産は、一定の懸念材料になります。
企業は採用コストや教育コストを考えれば、少しでも即戦力になってもらいたいですが、それと同時に長く勤めて欲しいと考えています。
例えば、入社してもらっても、1年程度で寿退社されたり、妊娠して出産することになれば、産休もありますし、企業にとってはリスクが大きいです。
3年程度は働いてもらわないと、採用コストや教育コストすら回収できないというのが一般的です。
結婚や出産は、人によって時期が違いますが、若ければ若いほど「まだもう少し先だろう」という見方をされますし、それだけ企業も採用しやすいということになります。
子育て中は採用しづらい
結婚・出産だけでなく、出産後には子育てがあります。小さい子供がいれば、急な発熱や病気、保育園の送迎をはじめ、仕事より家庭の事情を優先しなくてはならないシチュエーションが多くなります。
「職場にご迷惑はかけません」と言われたとしても、仕事と育児の両立はそう簡単なことではないということは企業も重々承知していますから、採用は見送るケースが出てくるのもある程度しかたないことです。
24歳で結婚していない女性なら「すぐに出産はない」という計算が立ちますし、実際にも仕事に慣れ周囲の信頼を得てから結婚・出産という流れになったほうが、復職もしやすい環境を作れます。
先を見据えてスキルアップしていればOK
24歳は女性にとって、一度しっかり転職を含めキャリアプランについて考えておきたい年齢です。
しかし、必ずしも転職を選ぶ必要があるわけではありませんし、キャリアアップをしたいのであれば、転職回数は多くないほうが良いですから、慎重に行動することが大事です。
24歳で転職をしないと決断した場合も、キャリアアップを考えて、経験を積み、スキルアップをしておけば、20代後半に良い転職ができる可能性が高まります。
20代後半になる前に転職しなくちゃと焦ったりする必要はないですし、しっかり転職について考える良い機会にしていきましょう。
24歳女性が転職するメリット
前章では企業のリスクから、若いうちに転職するメリットを解説しましたが、ここでは、それ以外のメリットを解説していきます。
第二新卒での採用がある
大卒であれば、新卒から3年未満の社会人経験があう人材は「第二新卒」として扱われます。
第二新卒のメリットは、即戦力になれるだけの経験やスキルがなくても、人物面を評価して採用が行われる点です。
若手の人材不足が深刻になっている近年では、経験が無くて若手が欲しいと考える企業が多いです。
第二新卒の年齢なら、ビジネスマナーは身に着けているので、0から社会人として教育する必要もありません。
新卒採用よりも教育コストが掛らずに、戦力に育ってくれる可能性がありますし、まだまだ若いので吸収力も高く、将来性を評価することができます。
そのため、第二新卒に当てはまる大卒の24歳は経験が短くても求人は多く、転職は比較的しやすいです。
未経験の仕事へのキャリアチェンジに適している
転職市場は基本的には即戦力での採用になりますが、24歳という年齢ならまだ若く、新しい仕事にも挑戦しやすいです。
第二新卒の年代は、ポテンシャルや将来性を買って採用してくれる企業が多いので、未経験の仕事にチャレンジするなら、この時期にしておいた方が良いと言えます。
もちろん、第二新卒の年代でないと未経験職種に転職できないということはありませんが、年齢が高くなればなるほど、難しくなっていきます。
とくに学生時代の就活では、理想が先行してネームバリューやイメージで企業を選びがちですから、思っていた仕事と違うというミスマッチは多くあります。
自分に合っていない仕事なのか、まだ仕事の楽しさが分かっていないのかは、慎重に判断する必要がありますが、もし「こういう仕事をしたい」という想いが強いのであれば、我慢し続けるより新しい仕事にチャレンジすることをおすすめしたいです。
自分に合っていて楽しいと感じる仕事をしていたほうが幸せですし、企業にとっても利益になります。
世の中にはいろいろな仕事がありますから、転職エージェントに相談して、自分の適職を探してみるのも良いでしょう。
事務職になりたいなら早いほうがいい
事務職、とくに一般事務は「若くなければ採用されない」と言われるほど、若い人のほうが有利になる傾向があります。
もちろん、企業によって仕事内容が違いますが、仕事内容がそれほど難しくないだけに、どうせ雇うなら長く働いてくれる若い女性を選ぶ傾向があります。
若い女性は給料も安くて済みますし、吸収力もあります。また、若い女性のほうが会社の雰囲気を明るくしてくれるという期待も持たれています。
あくまで一般論ではありますが、事務職で転職したいなら若いほうが有利な場合が多いです。
転職活動をするなら在職中に
多くの場合、転職する人の理由はネガティブなことが多いのが現実です。
日本人は真面目な人が多いですから、我慢の限界に近づいてようやく転職を検討する人も少なくありませんよね。
そうなると、とりあえず今の会社を辞めたいということが先行してしまいます。
鬱になりそうとか、体調が悪くなっているとか、既に限界の症状が出てしまっている場合は別として、少し余裕があるのであれば、転職活動は在職中に行うようにしましょう。
無職期間が長くなればなるほど、転職には不利になります。
また、無職期間は想像以上にに経済的に厳しい状況になります。
良い転職先が無かった場合にも、転職しないという選択肢を残すことができますし、いろいろな面で在職中に転職活動を行うメリットがあります。
転職エージェントを活用しよう
ただ、一人で転職活動を進めるには、仕事をしながらだとなかなか大変です。
求人を探して検討するだけでも、かなりの労力がかかりますし、書類の作成や面接対策なども誰からもアドバイスをもらわずに考えていくのは大変なことです。
転職エージェントでは、非公開求人の紹介、職務経歴書の添削やアドバイス、面接スケジュールの調整、企業に合わせた模擬面接などの面接対策など、転職に関するサポートを無料でしてくれます。
利用しなければ出会うことのない求人に出会える可能性が広がるというだけでも利用価値は高いですが、一人で転職活動をする不安や労力を軽減してもらえるサポートも大きいメリットになります。
特別な理由がない限りは、高卒でも大卒でもまずは転職エージェントを利用することをおすすめします。
具体的には、下記のような大手の転職エージェントから利用するようにしましょう。
マイナビエージェント・・・サポート力が高くホワイト求人紹介に定評がある。大手・中小の独自案件も多数保有。
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