今回は、5月が転職の時期としておすすめの時期なのかを、転職市場の動向などを通して解説していきます。
5月から始める転職活動の話ですが、5月入社のメリット・デメリットも同時に解説していますので参考にしてください。
5月は転職におすすめの時期?
転職業界では一般的には年度初めの4月入社と下半期が始まる10月入社に向けて求人が増えるのと、入社時にキリが良いということで、その手前の1~3月、7月~9月というのが、おすすめ時期としては有名です。
しかし、近年では転職する人は珍しくなく、求人も年間通してありますので、5月も案外おすすめだったりします。
まずは、5月の転職市場の動向から見ていきましょう。
5月の求人数と転職希望者の推移
上の図は、転職サイトdodaが発表している、転職求人と求職者の推移を著したものです。
見ての通り、求人数は増加し続けていることで、一般的に言われている年度末の求人増加すら、はっきり読み取れないぐらいになっています。
一方で、求職者の推移のほうは、年度が空けた4月5月や暑くて転職活動を避けがちな8月、年末が絡む12月に減ることが解ると思います。
一般的には求人数が少なく、転職に向いていないとされがちな5月ですが、実は求人も少なくはなく、ライバルが少なくなる穴場の時期とも言えます。
5月の転職がおすすめな理由は?
5月は4月に入社した新卒社員の離職が少なくなく、その穴埋め求人が出やすいです。また新年度に向けた採用で人材確保できなかった企業が求人を継続しているケースも少なくありません。
中途採用は、新卒採用が一段落した6月以降に本格化しますが、4月5月といった手前の時期に求人を出す企業も多く、いち早く応募できるという点で、5月は意外とおすすめです。
前章でも解説したように、一般的に不利な時期と思われていたり、GWの連休もあるため、求職者が増加しづらいので、ライバルが少なく早い段階で選考を進めることで有利になるケースも考えられます。
また、離職者の穴埋め求人の場合は、ポジションによっては急募になることもあり、とにかく人材確保が第一になる場合もあり、選考基準が緩くなる場合もあります。
デメリットも知っておこう
5月と言えばGWを思い浮かべる人も多いと思います。GWは転職エージェントや企業も長期休暇になりますので、一念発起して「転職活動を始めるぞ!」と思い立っても、選考はストップしてしまいます。
知っておけば、なんてことはありませんが、GW中の転職エージェントの登録者は、GW明けに順番での対応になりますので、少しでも早いタイミングで利用登録を済ませておかないと、スタートが遅れてしまうというデメリットがあります。
5月入社はいまいちおすすめできない
5月に転職活動を始める場合は、ここまで解説したようにメリットもありますので、意外とおすすめですが、5月入社を考えているのであれば、あまりおすすめしません。
4月は新卒の入社や、年度区切りでの中途採用の入社、人事異動など流動性が高いため、受け入れる側も体制を整えやすいですし、自然と新しい会社に馴染みやすいですが、5月入社になるとそうはいかないため、馴染みづらいというのが難点です。
最初から人間関係をスムーズにスタートさせるためには、いまいちおすすめできない時期だと言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。一般的に不利だと思われがちな5月の転職ですが、意外と悪い時期ではないのことをお解りいただけたのではないでしょうか。
業界によっても、月別の求人の増減に差がありますので、希望業界の動向についても予め知っておくとなおさら良い時期に転職活動を行うことができるかと思います。
そのあたりのことについては、下記のページも参考にしてください。
