転職エージェントを利用しようと検討している人の中には、なかなかハードルが高くて踏み出せない人というのも少なからずいるようです。
人は、知らないことには不安を感じる生き物ですから、利用前に不安があるのも当然ですよね。
ただ、どのような流れで転職エージェントを利用するのか解ってしまえば、どうってことのないことですし、利用するメリットは大きいので、ぜひこのページの情報を参考にしてください。
転職エージェントを利用する際の流れは?
転職エージェントを利用する際の流れを順番に箇条書きにすると下記のような感じになります。
- どのエージェントに登録するか決める
- 選んだエージェントに登録する
- 面談(キャリアカウンセリング)を行う
- 紹介された求人に応募する
- 面接
- 内定~入社
これだけだと、詳細に解らないと思いますので、1つずつ解説していきます。
どのエージェントに登録するか決める
まず、どの転職エージェントを利用するか決めていきます。
転職エージェントは数多くありますが、それぞれに特徴がありますので、自分に合ったエージェントがどのようなエージェントなのかを軸にして決めていきましょう。
ただ、転職エージェントは、担当につくコンサルタント(アドバイザー)のサポート力や提案力、人間的な相性によって、良い転職ができるかどうかに大きな影響があります。
そのリスクを避ける為にも、求人の選択肢を広げる意味でも、必ず複数の転職エージェントに登録しましょう。
すぐに転職したい人は、一社ずつ試していくのではなく、初めから複数のエージェントに登録してしまうのがおすすめです。
そのほうがタイムラグができずに、モチベーションも維持しやすくなります。一社使ってあまり良くなかったとなると、次に登録するときに躊躇してしまうかも知れませんし、面談までの期間のロスも無くすことができます。
初めに選ぶべきエージェントはタイプや年齢別に、このページの最後に紹介しておきますので、最低2社は同時に登録していくようにしてください。
ちなみに、リクナビNEXT調べでは、転職成功者のエージェント利用社数の平均は4.2社です。
選んだエージェントに登録する
利用する転職エージェントが決まったら、登録します。
登録時は、エージェントによっても違いがありますが、基本的には下記のような情報を記入して登録します。
- 名前
- 性別
- 生年月日
- Eメール
- 電話番号
- 住所
- 最終学歴
- 職務経歴
- 希望勤務地
- 希望業種
- 希望職種
登録時間が短いエージェントは1分程度、長くても3分程度あれば登録できると思います。
登録したら、数日後にメールか電話(会社によっては両方)で面談の日程調整の連絡が来ます。この際に経歴の事や希望条件について軽いヒアリングがあります。
面談(キャリアカウンセリング)を行う
面談は、エージェントの指定する面談場所で行います。
大抵の場合は、各地にあるエージェントの面談拠点になりますが、人によってはカフェなど外部施設になる事もあります。
面談時間は、だいたい1時間から1時間半くらいで、経歴や希望条件などの質問に受け答えしていきます。最後のほうで、コンサルタントがマッチングした求人を紹介してもらいます。
紹介された求人に応募する
面談後も、マッチする求人が出れば連絡が来たり、WEB上のマイページで確認できるようになっています。
紹介求人で応募したい求人があれば、実際に応募することをコンサルタントに伝えます。これもWEB上で可能なことが多いです。
実際に応募する際は、職務経歴書の添削や、応募企業に合わせたアドバイスを受け修正してから応募になります。
面接
書類選考に通過すると、いよいよ面接です。
面接前には、応募企業の過去の面接での質問内容や、企業の求める人材像から、どのようにアピールすれば良いのかをアドバイスしてもらえます。
担当の人となりによってもサポートの手厚さは変わってきますが、サポートが丁寧だという利用者が多い転職エージェントを利用することで、面接通過の確率がだいぶ違ってきます。
ポイントは、自分で用意した面接対策を過信しないことです。
いくら自分で良いアピールができていると感じていても、実際に企業が求める人材ニーズとズレがあれば、内定を得られる可能性は低くなってしまいます。
模擬面接や面接対策を受けようとしない人も少なからずいますが、内定率がだいぶ変わると思いますので、積極的にアドバイスを受けるようにしてください。
内定~入社
内定が決まれば、入社予定日を決め、現職を退職する段階になります。
この段階でも、給与・待遇交渉やスムーズな退職の為の相談に乗ってくれます。
転職エージェント利用のポイントは、併用と受け身にならない事
転職エージェントは、良くも悪くもコンサルタントとの相性や能力によって左右される部分が大きいので、自分のペースで転職活動をしていきたい人には向いていないと言われることもあります。
しかし、自力で大量の求人の中から応募先を選定するのも大変ですし、応募しても自分の市場価値に合わない企業ばかりに応募していれば、面接までなかなか進めない人も出てきてしまいます。
エージェントでは、紹介される時点で企業のニーズにある程度合致していますから、選考の通過率は自力で行う場合より高くなります。
また、求人の量も質も充分な点や、多くのサポートで転職活動の負担が軽減できる点まで考えれば、転職エージェントを利用するメリットはとても大きいです。
コンサルタントの当り外れのリスクを避けると同時に、求人の選択肢を増やす為には、エージェントを併用すれば良いですし、コンサルタントは変更も可能です。
また、コンサルタントのペースに合わせるだけはなく、伝えるべき条件をしっかり伝えたり、興味の出ない求人はハッキリ断るなど、受け身にならないことも、満足のいく転職を実現する為のポイントです。
多くのサポートは受けられますが、あくまで自分の大切な転職だということを忘れずに利用していくようにしてください。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは沢山ありますが、まず初めに登録して欲しいのは下記の3社です。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、第二新卒を含む20代~30大の若手に強い転職エージェントです。
マイナビの知名度を活かして、企業との太いパイプがあり、良質な独占案件を多く保有しています。
大企業から中小・ベンチャーまで幅広い求人がありますが、特に優良中小企業の独自案件は評価が高いです。
求人数では、業界最大手のリクルートエージェント、2番手のdodaには及びませんが「紹介数が多い」「ホワイト求人の紹介が多い」という定評があります。
多くのビジネスパーソンにおすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は、約16.5万件(内非公開求人 約12.3万件=2018年1月現在)と、圧倒的な求人数が最大の特徴の転職エージェントです。
リクルートの知名度を活かし、企業との太いパイプがあり、多くの優良企業の第一選択肢として、豊富な求人が集まります。
他では触れることのできない独占の非公開求人も多数保有しているので、dodaと同じく、まず初めに登録しておくべき転職エージェントです。
doda
dodaは国内トップクラスの圧倒的な求人数があり、転職実績も豊富で強みを持っています。
下記のエージェントは、業種・職種やタイプ別のおすすめエージェントです。該当する人は参考にしてください。
業界(強み) | 転職エージェント名 | おすすめ度 |
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ITエンジニア | ||
ゲーム・WEB | マイナビクリエイター | |
高年収・管理職・専門職 | ||
管理部門特化 | ||
高年収・外資・海外 | ||
薬剤師 | ||
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