転職エージェントを利用すると、まず初めに担当のキャリアアドバイザーとの面談が行われます。
はじめて転職エージェントを利用する人は、どんな準備をしておけば良いのか不安な部分もあるかも知れませんが、基本的には丁寧にサポートしてくれますので、心配することなく面談に臨んでください。
このページでは、転職エージェントの面談の当日までに、どんな準備をしておくと、より良いのか詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。
当日面談に行くための準備
まずは、面談場所のチェックや持ち物など準備しておきたい内容を解説していきます。
面談場所や行き方を調べておく
転職エージェントに登録すると担当のキャリアアドバイザーから面談設定の連絡が入ります。その際、最寄りの面談場所を教えてくれますが、事前にgoogleマップや乗換案内などを使って、行き方を調べておきましょう。
行き方が明確でないままにしておくと、当日迷って時間がギリギリになったり、面談内容以外の不安要素でストレスを感じる原因になりかねないので、早目にチェックしておいてメモするなり、スマフォのスクショを取っておくなどすると良いでしょう。
連絡先を登録しておく
面談場所の電話や住所などは、携帯に登録しておきましょう。
携帯の電池が切れたり故障したりすることは、滅多にないでしょうが、心配な場合は手帳などにメモとして残せば安心ですね。
持ち物を準備しておく
面談の持ち物は、基本的には担当のキャリアアドバイザーが指定するものを持っていけば良いです。
ただし、下記のものは指定されていなくても持っていくようにしましょう。
- 筆記用具・手帳やノート
- 履歴書・職務経歴書
- A4の入る鞄
正直言って、筆記用具は借りることができるでしょうし、履歴書・職務経歴書は持参しなくても良いと言われることもあります。
しかし、常識的に考えて、面談するのであればペンやメモができる手帳・ノートなどは、持っていきましょう。ビジネスマナーとして当然のことです。
また、履歴書・職務経歴書については、あったほうが面談がスムーズになるのと、「真面目に転職に取り組もうとしている」というアピールができることが理由です。
転職エージェントは、利用者が内定を得ることで、企業から報酬を受け取るビジネスモデルですから、転職意欲がある求職者と、何の準備もしてない相談だけしにきたような求職者とでは、優先順位が明らかに変わってきます。
最後にA4の資料を渡されることが多いので、A4を折らずに持ち帰れるサイズの鞄を持参するようにしましょう。
有意義な面談にするための準備
面談の事前にやっておきたいことは、下記の3点です。
- 履歴書・職務経歴書は事前送付しておく
- 転職の希望条件を伝えておく
- 聞きたいことがあれば伝えておく
履歴書・職務経歴書は事前送付しておく
履歴書・職務経歴書は、当日の持ち物としてもキャリアアドバイザーから指定されていなければ「要らない」と思うかもしれませんが、転職の本気度を見せるためには必須です。
事前に送付しておけば、担当のキャリアアドバイザーも目を通してくれますから、当日の面談がスムーズになりますし、転職意欲が高く、準備ができている利用者という認識になりますから、ライバルよりも優先順位が上がります。
転職の希望条件を伝えておく
転職時の希望条件(志望業界・職種や年収・通勤時間・年間休日・残業等)は、強い希望のあるものに関しては、あらかじめ担当のキャリアアドバイザーに伝えておくようにしましょう。
ただし、余りに条件が多いと、選択肢が限られてしまいますので、必ず実現したいという強い希望がある事項を優先的に伝えるようにしましょう。
職務経歴書の備考欄などに記載してもOKです。
あらかじめ希望を伝えておくことで、面談の限られた時間を有効に使い、マッチングの精度の高い求人紹介をしてもらえる可能性を高めることができます。
聞きたいことがあれば伝えておく
転職についてや転職エージェントのサポートについて、知りたいことがあれば事前に質問を伝えておくようにすると良いです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーも多くの人と面談を行っていますので、1人に掛けられる準備時間は限られた時間になります。
疑問点や不安に思っている点が事前に解れば、必要であれば資料を用意したり、回答を考えてくれたりしますし、そのほうが転職エージェント側も助かることが多いでしょう。
面談当日までに準備しておきたいこと
面談の当日までに準備しておきたいことは、面談をよりスムーズにして有意義な時間にするための事項です。
下記のような内容を整理しておきましょう
- 転職理由
- 希望条件と優先順位
- 自己PRのネタ
- 将来のキャリアプラン
転職理由
転職エージェントの面談では必ず聞かれます。「どうして転職するのか」は、転職先の選定にも関わってくる重要なことなので、「人間関係が悪くて・・・」というネガティブな理由だけでなく、「どうなっていきたいから転職したい」といったポジティブな側面も考えておくようにしましょう。
希望条件と優先順位
転職の際に求める希望条件は、必ず整理しておくようにしましょう。
しかし、希望は挙げればいろいろあるでしょうし、より多くの希望を実現できるに越したことはありませんが、転職は需要と供給の兼ね合いなので、全ての希望が通るわけではないのも事実です。
希望を沢山挙げれば挙げるほど、転職先の選択肢は狭くなってしまいますから、「これだけは外せない」という条件と「妥協してもいい」条件を明確にしておくことも大切です。
優先順位も考えながら、希望条件を整理しておくようにしましょう。
自己PRのネタ
転職エージェントは企業のニーズとマッチしている部分を探るために、これまでの経歴や実績をヒアリングしますので、聞かれてから答えるより、アピールできるネタを準備しておくほうがより良い転職先の紹介に繋がる面談ができます。
また、企業へプッシュする際に推薦文や面談所見を提出します。
過去のキャリアを振り返り、自己PRできそうなエピソードを準備しておくようにしましょう。
将来のキャリアプラン
将来のキャリアプランは「転職してどうなりたいか」ということですから、転職先がどういう会社なのかという点とも密接に関係してきます。
また、「なんとなく」の転職ではなく、明確なプランの元に転職先を選ぶことで、転職後のミスマッチを防ぎ満足度を上げることにも繋がります。
転職エージェントとしても、利用者がどのような軸で企業を選ぶか考えやすくなりますので、紹介する企業をマッチングしやすくなりますし、企業へのプッシュもしやすくなります。
面談については下記のページも参考にしてください。
