転職エージェントに登録すると、はじめに担当のキャリアアドバイザーとの面談が設定され、経歴や転職の希望、将来のキャリアプランなどを共有し、求人の紹介を受けます。
しかし、拠点が近くになく簡単に行けなかったり、仕事が忙しく面談の時間を取れない場合、大抵のエージェントでは、電話面談を行うことができます。
転職エージェントは電話面談のみになるケースもある
- 利用者が遠方在住の場合
- 仕事が多忙な場合
- 紹介できる求人が少ない場合
多くの転職エージェントでは、面談する拠点(場所)が遠い場合や、仕事が多忙で面談の設定が難しい場合は、電話面談を受けることができます。
また、紹介できる求人が少ない場合、わざわざ拠点に足を運んでもらっても、お互いにメリットが少ないので、電話面談を提案される場合があります。
転職エージェントの面談は下記の3パターン
- 面談拠点での面談
- ホテルや喫茶店での面談
- 電話面談
面談拠点での面談
ほとんどの人が転職エージェントの「拠点」で面談を行います。
拠点には個室や面談ブースが用意されていますので、周囲の目は気にせずにキャリアカウンセリングを受けることができます。
転職エージェント側からしても、利用者に足を運んでもらうので効率的に多くの転職希望者と会い、求人紹介をすることができます。
ホテルや喫茶店での面談
優秀な利用者は売上に繋がりやすいですから、転職エージェントからしても優先順位の高い利用者ということになります。
そういう利用者には、早い段階で求人を紹介して自社の求人の中から転職して欲しいということで、拠点での面談ではなく、利用者の仕事場近くのホテルや喫茶店などで面談が行われる場合があります。
わざわざ転職エージェント側が足を運ぶだけの価値があるということですので、条件の良い転職先の紹介も期待して良いでしょう。
電話面談
遠方や仕事が多忙など、求職者側の理由で電話面談になることもありますが、紹介できる求人が少ないような場合は、電話面談で済ませられてしまうケースがあります。
考え方によっては、こちらも求人紹介してもらえないのに、わざわざ時間を使って面談拠点に行かずに済みますから、ネガティブなことばかりではないですが、やはり電話面談のみになってしまう場合、良い転職先に巡り合える可能性は低くなってしまいます。
電話面談のデメリット
電話面談だけで済むなら、そのほうが楽だしそうしたいと思う人も少なくないと思います。
仕事で忙しい中で、面談の時間を取るのも結構面倒臭いと感じるでしょうし、なんのデメリットもないのなら、そのほうが効率的と言えるかもしれませんね。
しかし、電話面談のみで済ます場合は下記のようなデメリットがあります。
- 担当者と顔を合わせない為、ミスマッチが起こる可能性がある
- 表情や話し方などから得られる人柄が伝わりづらい
- その後のコミュニケーションに差が出やすい
電話面談では声のトーンだけで相手の反応を判断するしかありません。
人間は話す内容より話し方や、話すときの表情から多くの情報を受け取るといわれています。
キャリアアドバイザーも、実際に求職者と顔を合わせたほうが、性格的な特徴や向き不向きなども判断しやすくなりますし、そうなれば電話で紹介する場合よりマッチングの精度が高くなっても不思議はありません。
企業は経験やスキルを求職者に求めるのはもちろんのことですが、最後は人間性を見て自分の会社に合っているかどうか判断するものです。
ガッツがあったり、コミュニケーション能力が高かったりと良い特徴があっても、電話では伝わりづらいですが、会ってしまえば一発で分かるような場合もありますよね。
また、実際に会っていない求職者より会って面談した求職者のほうが、コミュニケーションは取りやすいものです。
担当のキャリアアドバイザーと良い関係を築いて良質なサポートをしてもらうには、やはり直接面談を行ったほうがメリットが大きいでしょう。
もちろん、電話のみで転職したという人もいないわけではありませんが、より良い転職をしたいのであれば、面談は電話でなく直接が望ましいです。
電話面談のみなりそうな場合どうすれば良い?
電話面談を促された場合の選択肢は下記の2つです。
- 電話面談を受けて紹介可能な求人への応募を検討する
- 直接面談をお願いする
電話面談を受けて紹介可能な求人への応募を検討する
電話面談からの求人紹介は、やはり直接面談時より期待の持てるものではありませんが、転職エージェントは沢山ありますので、まず紹介された求人を検討し、ダメなら他を使うというのも1つの考え方です。
転職エージェントは、どこを使っても同じような評価を受けるのかというと、その時々の求人内容や利用者の状況によっても違うので、案外一律の評価にならない場合も多いです。
ですから、まだ大手転職エージェントを利用し切ってない状況なら、別の転職エージェントの利用を検討することは視野に入れましょう。
直接面談をお願いする
直接会って面談することで、詳細なキャリアや人間的な特長をキャリアアドバイザーに知ってもらうことができますので、実際に面談を受けることで選択肢が増えるというケースは少なくありません。
ただ、「直接面談が良いのですが・・・」と伝えるだけでは、「現状、紹介できる求人が少ないのでご足労をお掛けしてしまうだけかと思います」というような返答が返ってくるだけかもしれません。
ですから、「キャリアプランについての相談や職務経歴書のアドバイスなどもしていただきたいと考えているので、直接お会いして面談させていただけませんでしょうか」とお願いするようにしましょう。
「転職したい」という意思が弱い人より、強い人のほうが転職が早く決まる可能性が高いため、意欲のある求職者は転職エージェントにとっても有難い面がありますので、面談を設定してもらえる可能性も十分にあります。
大手の転職エージェントは併用がベスト
電話面談のみになってしまった場合は他の転職エージェントの利用も検討しましょう。
また、転職エージェントを利用した転職は担当のキャリアアドバイザーの能力や相性もとても重要な要素になります。
求人の幅を広げるという意味でも、担当が外れた場合のリスクヘッジという意味でも、転職エージェントは併用することが望ましいです。
はじめから、数社の転職エージェントに登録し、市場価値を高く見積もってくれている転職エージェントや相性の良い担当者に当たったところを継続利用することをおすすめします。
おすすめの転職エージェントは、下記の通りです。
マイナビエージェント・・・サポート力が高くホワイト求人紹介に定評がある。大手・中小の独自案件も多数保有。
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- リクルートエージェント
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転職エージェントの面談について詳しく知りたい場合は下記のページも参考にしてください。