「仕事がつまらないのは当たり前」なんて悟ったように言う人もいるかもしれませんね。
確かに、給料をもらって仕事をするということは、楽しい事ばかりではないかもしれません。
しかし、人生の中でも多くの時間を費やす仕事の時間がつまらないというのは、大きな損失と言えるかもしれません。
つまらなくても、給料がもらえれば良いと割り切るか、仕事にやりがいを求めて転職するかは、あなた次第ですが「なんとなく」時間を無駄にしないよう、疑問に思った時にしっかり考えることも大切なことではないでしょうか。
仕事がつまらなくて会社を辞めたい人は多い
厚生労働省の平成28年上半期(平成29年2月現在最新)の雇用動向調査では、「転職した人の前職を辞めた理由」が発表されています。
仕事がつまらないと感じる理由は「仕事に興味が無い」という以外にも複合的な要素があると思います。
転職先で仕事がつまらないと感じる中には、能力や個性が活かせていないという理由や人間関係が楽しくないといった理由も部分的に含まれる可能性が高いです。
そう考えると、「仕事に興味がなかった」という転職理由を挙げている人数より、さらに多くの人が仕事がつまらないと感じて転職していることが解ります。
また、統計から見ても、若い人ほど仕事をつまらないと感じる人は多いようです。
仕事の楽しさが解ってくるまでにある程度の経験が必要なこともありますし、ある程度経験を積むまでは裁量も少なく、大切な仕事を任せてもらえるようになるまでも時間が掛かります。
また、年齢が上がれば上がるほど転職経験者も増え、やり甲斐を感じられる仕事に就いているケースもあるでしょう。
さらには、「仕事がつまらないのは当たり前」と割り切ってしまっている人も若い世代より多いことが推察されます。
仕事がつまらないのは当たり前?
「仕事がつまらないのは当たり前。給料もらう為に働いているのだから、つまらなくても我慢しろ」と言う人もいると思います。
確かに、雇用されている以上、楽しかろうが楽しくなかろうが、業務を遂行する必要がありますし、その為に企業は給料を支払っています。
だからといって、40年間も仕事がつまらないと感じたまま、働き続けなくてはいけないのかと思うとゾッとしますよね。
人生で仕事に使う時間はかなりの割合をしめます。
「どこの会社に転職しても変わらない」という人もいるかもしれませんし、そういう部分がないとは言えませんが、やり甲斐を感じられる楽しいと思える仕事に就き、より充実した生き方をしたいと思うのが当たり前です。
仕事だからといって、必ずしもつまらないものという訳ではないですし、やり甲斐を求めるのは当然です。どうせなら楽しいほうが良いに決まっています。
もちろん、仕事を始めて半年や1年では楽しさが解らないということはままありますし、何を楽しく感じるのか自己分析ができていないケースもあると思いますが、楽しい仕事なんてない、つまらないのは当たり前という考え方には賛成できません。
仕事がつまらないのはなぜ?
なぜ仕事がつまらないと感じるのかは、人によっても違うものでしょうが、「仕事に興味が持てない」「スキルアップの機会がない」「同じことの繰り返し」「何の役に立っているか解らない」などの声が多いです。
特に大企業であればあるほど、仕事は細分化されていますし、1人1人の仕事は全体のほんの小さな要素のみになる場合もあります。
安定が確保されていても、同じような仕事を繰り返し行うことは「つまらない」と感じる人が多いものです。
また、人間関係が良くて、それだけで仕事が楽しいという人もいるでしょうが、そういう人でも「このままこの会社で働き続けて大丈夫だろうか」と悩み、転職を決断する人も少なくありません。
人によっては、小さい仕事や単調な仕事にも、やり甲斐を感じ、楽しいと思える人もいますが、つまらないと感じる人もたくさんいます。
楽しい仕事なんてない?やりがいのある仕事とは
人は、苦労するのは嫌がることが多いですが、挑戦したり工夫をしたりしながら自分のスキルを高めたり、成長することで、充実感を味わわなければ楽しいと感じることも少なくなるでしょう。
楽な仕事に就きたいと思う人も多いですが、反面楽な仕事って楽しくないことが多いと思いませんか?
新しいことに挑戦したり、うまくいったりいかなかったりを繰り返しながら、工夫や努力をして結果を出していったりすることにやりがいが付いてくるものです。
楽しい仕事なんてないと思っている人は、お客さんと顔を合わせることの無い職場なのかもしれませんし、淡々と同じことを繰り返すような仕事なのかもしれません。
しかし、どんな仕事でも自分なりに工夫をして、努力もするからこそ、喜びも感じられるのだと思います。
どんなことでも良いので、昨日より一歩でも何か成長しようと積み重ねることで、大きな仕事を成し遂げる人もたくさんいます。
確かに興味のない仕事をしている場合、仕事が楽しいなんてことはないと思うかもしれませんが「楽しいことがない」と決め付けてしまえば、楽しいことは見えなくなってしまいます。
楽しい仕事がないと思っている人は、何か1つでも良いから目標を立てクリアしていくなど、日々の仕事に取り組む姿勢を変化させてみることも良いかもしれません。
楽しい仕事を探したい人は転職活動を
「いやいや、工夫も努力もしているよ」という人は、今やっている仕事が本当に合っていないだけかもしれません。
人生の中でもかなりの割合をしめる仕事の時間を、楽しくない仕事に費やすのはもったいないことです。
どんな仕事でも興味を持って一生懸命取り組まないことには楽しくなることもないかもしれませんが、その興味すらわかないようであれば、いろんな仕事を経験してみるのも有りだと思います。
もちろん、転職はいいことばかりではないし、リスクがあることも認識しておかなくてはなりませんが、転職を決断しなくても、転職活動をするだけでいろいろ見える事もあるかと思います。
まずは転職エージェントでキャリアカウンセリングを受け、自分の転職市場での市場価値を確認しながら、いろいろな企業の情報を収集してみることをおすすめします。
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転職エージェントでは、キャリアカウンセリングという面談を行いますが、コンサルタントの客観的なアドバイスを聞くことができます。
自己分析をして、自分がどのような仕事が向いているのか、楽しいと思えることは何なのか知ることも大切ですが、アドバイスを受けながら進めることで、より気持的にも負担が少なくなりますので、参考にしてみてください。