転職する企業を選ぶ際に年間休日は、やはり気になるものだと思います。
115日という年間休日は、少ないとも言えるし、なんとか我慢できるとも言えるようなどっちつかずな休日数という印象ですが、休日の内訳を知り、自分の望むライフスタイルも考慮した上で、検討することが望ましいです。
転職したはいいけど、休日が少なくてまた転職を考えるというような事にならないよう、しっかり考えていきましょう。
年間休日115日の内訳。完全週休2日制のギリギリの休日数
年間休日115日の休日の内訳の例を挙げてみます。
- 年間52週で土日が休みなら年間休日104日
- 祝日は現在16日
というところから考えれば、土日と祝日を足すだけで120日になります。
115日の年間休日数だと、土日を完全週休2日で休めるとしたら、残りの11日は、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇に当てられることになります。
また、宿泊業や飲食業、販売職のように土日や祝日が休みになりづらい業界では休日数が少ないことも多く、そういった場合は月9回休みで108日と長期休暇で合計7日というような内訳になることもあるかと思います。
いずれにせよ、土日・祝日全部が休みという内訳にはなりませんし、休みの量としては完全週休2日制+長期休暇11日分の休日数になります。
休日内訳は、企業によっても違いがありますので、実際に転職を検討する際は年間カレンダーの確認をしておくようにしましょう。
年間休日115日は少ない?
年間休日115日は内訳を見れば解るように、一般的には少し少ないという印象です。
厚生労働省の統計では、年間休日数の平均値は約114日ですが、100日以下の業界もある為、土日祝日が休みという会社であれば、120日以上になることが多いです。とはいえ120日に5日足りないだけですから、我慢できないほどではないかもしれません。
ただ、祝日が休みなだけで、随分楽になるのも事実。転職を考える場合は、自分のライフスタイルを考慮して、十分なのかどうかは検討する余地があると言えます。
休日数が少ない分、年収が高いとか、やりたい仕事だとか、休日数以外の条件への希望が強いのであれば、115日の休日なら大きな問題はないかもしれません。
ただ、年間休日130日なんていう会社もない訳ではないので、周囲の友人・知人に休日数が多い人がいると、羨ましいと感じることはあるかもしれません。
繰り返しになりますが、自分のライフスタイルや希望条件との兼ね合いが大事だと思いますので、しっかり考えていくようにしましょう。
現在の会社が年間休日115日なら転職すべきか
転職時に「少しでも休日が多く欲しい」と思うのは普通のことです。
仕事は人生の中でもかなりの割合の時間を使うものです。少しでも人生を充実させる為には、休日が多いほうが良いという人が多いのは理解しやすいことです。
ただ、仕事を選ぶ際の条件は休日数だけではないはずです。
休日数が多いからといってホワイト企業と思っていたら、残業が多すぎて実際の労働時間は休日数が少ない前職のほうが短かったなんてことも起こらないわけではありません。
残業量の目安や、福利厚生、仕事の内容、年収など、諸々の要素も含めて、自分の転職する条件を明確にして、総合的に判断していくことが大切です。
もっとも、年間休日が多い会社に転職したいのであれば、該当する企業の求人は沢山あります。
しかし、転職をしたいと思って転職サイトをチェックしているけど「転職したいと思える条件に合った求人がない・・・」と思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか?
転職エージェントは企業HPや転職サイトに一般公開されていない「非公開求人」を沢山保有しています。
しかも、「非公開求人」の割合は8割~9割と言われています。転職サイトなどを見て見つかる求人は全体の1~2割でしかないのですから、理想の求人に出会えなくても不思議はありませんよね。
あなたの希望を実現する可能性を高めるためには、必ず転職エージェントを活用し、非公開求人を紹介してもらうようにしてください。
転職エージェントの利用が大切なのは、非公開求人を紹介してもらう為だけではありません。
ハローワークや求人検索型の転職サイトでは下記のような注意が必要だからです。
- 市場価値を知らないと書類選考に通らない
- 求人票の休日数が嘘の場合がある
転職サイトなどの場合は自分の市場価値を見極めないで応募してもなかなか選考に通りませんし、市場価値に見合った企業を自分で判断するのは難しいものです。
転職エージェントでは市場価値に合った求人を紹介してもらえるので、内定の確率を上げることができます。
また、ハローワークや転職サイトの求人票や募集要項は嘘ばっかりとは言わないですが、求職者を集めたいがために、少なからず自社を良く見せる記載になっています。
年間休日数も「特別休暇」や「有給休暇」を含んだ数字を掲載している場合があります。
転職エージェントでは、実際の労働環境などの内部情報を詳細に聞くことができるので、転職後に後悔するリスクを減らすことができます。
選考対策や面接スケジュールの調整、企業への強い推薦、給与待遇交渉など、様々なサポートが無料で受けられるので、自力ではとても負担の大きい転職活動もスムーズに進めることができます。
転職エージェントのおすすめと注意点
転職エージェントを利用する際は以下のポイントが重要です。
- 大手の転職エージェントを利用すること
- 優秀なキャリアアドバイザーと出会うこと
細かく言えば他にもありますが、一番重要なのはこの2点です。重要過ぎるので詳しく解説していきます。もう少し我慢してお読みいただければ幸いです。
大手の転職エージェントを利用すること
大手の転職エージェントを利用しなくてはいけない理由は、求人数が圧倒的に多いからです。紹介される求人の選択肢が広がることで、よりあなたの希望にマッチした求人が見つかりやすいというメリットは、想像以上に大きいです。
具体的には、下記のような転職エージェントを利用しましょう。
マイナビエージェント・・・サポート力が高くホワイト求人紹介に定評がある。大手・中小の独自案件も多数保有。
doda・・・常時10万件以上の圧倒的な求人数の転職エージェント。サポート力も定評がある。
- リクルートエージェント
・・・NO.1の求人数や実績。良質な非公開求人を多く保有している。
type転職エージェント・・・首都圏のみだが、サポートの手厚さはトップクラス。首都圏
ならおすすめ
パソナキャリア・・・サポートの丁寧さが魅力で女性にも人気があるエージェント。求人数も多い。
Spring転職エージェント・・・アデコグループの転職エージェント。良質な求人も多数保有している。
JACリクルートメント・・・年収500万円以上の人におすすめ。外資系転職では欠かせない。
優秀なキャリアアドバイザーと出会うこと
ただし、大手の転職エージェントにもデメリットはあります。
大手の転職エージェントでは、利用者が多い分、キャリアアドバイザーの数も多くなり、経験値や能力に差があります。
そのため優秀なキャリアアドバイザーが担当に付いてくれるのと、経験の浅い担当が付くのとでは、満足度にもかなりの差が出てしまいます。
優秀なキャリアアドバイザーと出会うには、複数の転職エージェントに登録し、机上ではなくリアルな体験を元に比較することです。
優秀なキャリアアドバイザーが付いてくれれば、企業のリアルな労働環境など内部情報も詳しく調べてくれますし、何より応募企業の採用担当に、強力にプッシュしてくれます。
もし、あなたが面接で上手くアピールできない人なら、なおさら企業に売り込んでくれることがメリットになります。
優秀なキャリアアドバイザーは、連絡がスムーズで希望にマッチした求人を紹介してくれ、書類や面接などの選考対策が丁寧かどうかで見極めるようにすると良いでしょう。
反対に使えないキャリアアドバイザーなら、連絡が遅く、希望に合わない求人をゴリ押ししてきたり、選考対策を適当に済ませようとしますので、その差は誰でも感じられると思います。
そのような担当だったら、あなたに代わって企業にアピールしてくれることは期待できません。
そうならない為にも、しつこいようですが必ず複数の転職エージェントに登録しましょう。