年間休日120日はホワイトか最低ラインか。休日の内訳と求人の嘘を見抜く方法

年間休日

年間休日120日というのは、休日数を優先順位の上位に置いて、転職求人を探す場合最低ラインと言えるでしょう。

厚生労働省が発表する「就労条件総合調査」によると、平成28年の労働者1人あたりの平均年間休日数は113.8日です。

平均よりは多いものの、125日や130日など、それ以上の企業も沢山あります。

このページでは、年間休日120日の内訳や、年間休日の多い業界・少ない業界などを紹介し、なぜ最低ラインなのかを考察すると同時に、休日数にこだわって転職求人を探す方法について解説しています。

休日が少なくて転職したいと思っている人に、ぜひ参考にしていただければと思います。

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年間休日120日の内訳

転職を考える時、年間休日が気になるのは「一週間で何日休めるのか」「週休2日休みになるのか」という点でしょう。

  • 一年は52週なので、週休2日だと104日です。
  • 国民の祝日はH28年に山の日が施行され現在は16日です。

合計するとちょうど年間休日120日になります。

120日の年間休日で、どの日を休みにするかは、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇などの大型連休の設定の仕方が会社によって違います。

面接時などに聞くか就業規則で確認するしかないですが、大型連休が暦通りでも有給休暇を利用して長期休暇にしやすいですし、休日数としては充分な日数です。

休日出勤は時間外労働なので年間休日には関係ない

年間休日を考えるとき、単純に「休みの日の数」という認識だと少し違います。

例えば納期が迫った仕事がある場合や、休日にクライアントとアポイントを取った時、営業で月末に目標を達成していない時など、休日に仕事をしなければならない状況は想定しておきましょう。

あらかじめ会社が定めた年間休日に仕事をする場合、振替休日を取ることになるか、時間外労働として休日としては減るケースと2パターンあります。

休日出勤は、時間外労働なので振替休日がもらえない場合、労働基準法では、出勤日の3割5分割増された賃金をもらえることになっています。

しかし、企業によっては、みなし残業を含む給与体系になっている場合もあり、気分的にはただただ休日を潰して仕事をした感じになるケースもあります。

また、最悪の場合は、割増賃金どころか、サービス出勤になっている、労働基準法を明らかに無視している企業も存在しますので、注意が必要です。今そんな会社にいるならよほど好きな仕事であっても転職を検討すべきでしょう。

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年間休日120日はホワイト?それとも最低ライン?

年間休日の平均日数は約114日ですから、120日は平均より6日間休日が多いです。

そこだけみると、ホワイト企業のように思えるかもしれませんが、年間休日が120日でもブラック企業は存在します。

休日が多くても、残業がめちゃくちゃ多く、毎日のように深夜に帰宅している人も少なくありません。

もっとも、年間休日がどのくらい良いかは、人それぞれの休日の優先度によっても違うものです。

例えば、研究職の人などは、残業時間も半端じゃなく多く、ほとんど休んでないんじゃないかという休日数で働いている人もいますが、「好きでやってるから苦痛じゃない」と言う人もいます。

自営業の人や、社長などのも休日が少ない場合が多いですが、誰から強制されている訳ではないので仕事を憂鬱に感じていないことが多いです。

ですから、120日が休日として多いのか少ないのかは、どうしても一般論になってしまいます。

その前提で言えば、120日くらいあれば他の人と比べても少ないことはないですし、十分な休みの日数が欲しいという人にとっても最低ラインと言えるでしょう。

土日と祝日がほとんど休みになりますので、休みが少なくて会社が辞めたいと思う人はほとんどいないと思います。

 

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年間休日120日は嘘だった?

年間休日120日もあれば十分と転職したのはいいけど、実際に働いてみたら休みが少なかったというケースも少なからずあります。

その理由は下記のようなものです。

  • 求人票の誇張表現
  • 繁忙期の休日出勤が多い
  • 雇用契約では120日になっていない

求人票や募集要項では、求人に応募してもらうために、企業が少しでも良く見えるように書かれています。

完全な嘘のケースもなくはないですし、嘘とは言いきれなくても紛らわしい表現があるケースは少なくありません。

休日数は「特別休暇を含む」とか、「有給休暇を含む」などという紛らわしい書き方をされる場合もあります。

また、企業の年間カレンダーで120日の休みが設定されていても、人手不足で仕事が忙しく、休日出勤の割合が多い企業も存在します。

その場合、休日出勤は「時間外労働」になるか、代休を取るかになりますが、時間外労働の場合は手当は出ても実質の休日は減ってしまいます。しかし、当然ですが違法ではありません。

さらには、求人票には嘘が書いてあったとしても、雇用契約書には120日より少ない休日数が書かれているケースも考えられます。

そうなれば「求人票の日数は120日とあったから嘘だ!」とわめいたところで後の祭りです。

労働条件は雇用契約書に則るというのが常識ですし、それを見逃していたのであれば、残念ながら求職者のせいになってしまいます。

年間休日120日の嘘を見抜く方法は?

求人票に嘘があるかどうか見抜く際は下記がポイントになります。

 

  • 「雇用契約書」や「労働条件通知書」はしっかり見る
  • 企業カレンダーを確認させてもらう
  • 労働環境について事前に調べる

まず、雇用契約書や労働条件通知書は、細部まで確認して不明な点は必ず聞くようにしましょう。

また、企業カレンダーを確認させてもらう方法もあります。

しかし、実際に働いてみての労働環境については、企業に聞くことは難しいですし、vorkersや転職会議などの口コミサイトを参考にするのが現実的です。

転職エージェントに質問することも大切

転職エージェントを利用していれば、実際の労働環境まで細かく把握してることが多いので、ある程度の事は解ります。

ただ、詳細な情報を聞き出すには、全て説明してもらえると考え受け身になっていてはダメです。こちらから知りたい内容をしっかり聞くことも大切です。休日が原因の1つになって転職を検討しているのであれば、気になるところは詳細に聞くようにしてください。

ただ、どこまで詳しく聞き出すことができかは、コンサルタントの能力や相性、人間性にもよります。

万一、詳細に解らない場合は、有給の取得率やサービス残業の実態をvorkersなどの口コミサイトや会社四季報などを駆使して調べるようにしましょう。

転職サイト・転職エージェントのおすすめ下記の通りです。

  • doda・・・常時10万件以上の圧倒的な求人数の転職エージェント。サポート力も定評がある。
  • リクルートエージェント・・・NO.1の求人数や実績。良質な非公開求人を多く保有しています。
  • type転職エージェント・・・首都圏のみですが、サポートの手厚さはトップクラス。首都圏ならおすすめ
  • リクナビNEXT・・・国内最大級の転職サイト。転職者の8割が利用する必須サイト。

転職エージェントは担当につくコンサルタント次第という側面もありますが、サポートが丁寧な転職エージェントを利用したほうが、負担が減ります。

休日数が少ない場合、サポート力は大切な要素になると考えられますので、dodaやtype転職エージェントのようにサポートに定評がある会社が第一選択肢になります。

リクルートエージェントに関しては、サポートは丁寧というよりは効率的と言ったほうが正確ですが、求人数が多い為、外せない選択肢になります。

併用することで、転職先の選択肢が増えますし、より自分に合ったコンサルタントに当たる確率を上げられますので、併用がベストです。

転職サイトでは年間休日120日以上の求人がどのくらいある?

doda・・・26826件
リクナビNEXT・・・4166
マイナビ転職・・・3253件
エン転職・・・2269件
女の転職@type・・・1050件

2017/9/30現在の転職サイト各社の年間休日120日以上の求人を調べてみたところ、dodaが求人数では圧倒的でした。dodaは転職エージェントともデーターベースを共有している為、そもそもの求人数が多いので、桁が違うという結果になったのだと思います。

リクナビNEXTは、求人数が9873件(2017/9/30現在)なので、半数近くが年間休日120日以上の求人だということが解りました。

他の転職サイトでも、それなりに多い求人数がありますが、転職サイトでこの求人数なら、転職エージェントを利用すれば、さらに多数の求人数があると推察できます。

 

年間休日が少ない業界と多い業界

人材支援会社のインテリジェンスの調査では、年間休日が少ない業界は下記の順番です。

順位 業種 年間休日数
1位 コンビニ 95.8
2位 外食/レストラン 96.0
3位 芸能/芸術 99.1
4位 理容/美容/エステ 105.0
5位 放送 108.2
6位 専門店/小売店 108.2
7位 レジャー/アミューズメント 108.3
8位 ホテル/旅館 108.8
9位 建設設計 109.1
10位 ゼネコン/サブコン 109.8

コンビニ、外食業界や理容・美容業界のように、経営上、年中無休や定休日の少ない店舗営業のある業界や、芸能・芸術、放送業界のように、少し特殊な業界がランクインしていることが解ります。

一方、年間休日の多い業界は下記の順番です。

順位 業種 年間休日数
1位 自動車/輸送機器メーカー 135.2
2位 電子/電気部品/半導体メーカー 132.7
3位 コンピューター/OA機器メーカー 130.9
4位 医療機器メーカー 130.5
5位 機械/電気機器メーカー 130.5
6位 設備関連/プラントメーカー 129.6
7位 家電/AV機器メーカー 129.6
8位 リース 129.4
9位 通信/ネットワーク機器メーカー 129.4
10位 化学/素材メーカー 128.8

リース業界を除いて、メーカーが上位を占めていることが解ります。

企業間取引のあるBtoBビジネスの業界では、商売相手も休みになる為、営業しても非効率になりますので、その為、年間休日数も増えます。

反対に、店舗のようなBtoCビジネスでは、長期休暇や土日が最大の稼ぎ時になる為、長期の休日を取るのが難しくなります。

年間休日数を多くするには余剰人員を常に確保する必要がある為、多くの企業では年間休日数が少ない状態でやりくりしているということが解ります。

年間休日120日以上の転職求人を探す方法

年間休日120日以上の企業に転職したいなら、まずは条件に合った求人を探すところからですね。

求人検索型の転職サイトでは、フリーワードで検索窓に「年間休日120日(もしくはそれ以上)」を入れて検索すれば、該当する求人がすぐに検索できます。

また、転職エージェントを利用する際も、紹介してもらう求人の条件に「年間休日120日以上」という条件を明確に伝えるようにしましょう。

ただし、「こういう仕事に就きたい」「年収は〇〇万円以上」「ポジションなどの待遇」「残業は少な目」などなど、休日以外の条件もあるのが当然ですから、その中の優先順位は明確にしておきましょう。

そうでないと、「年間休日はご希望条件より少ないですが、〇〇で××なので、この企業はどうですか」と、勧められた時に何となくコンサルタントに流されてしまう可能性があります。

休日の優先順位が高く、その他の希望条件の優先順位が明確なら「この条件は妥協できますが、休日数は必ず確保したいです」とはっきり伝えることができます。

転職するなら100%希望を叶えるつもりでチャレンジするべきですが、一方で望みが高すぎて転職活動が長引き、最終的に焦って適当な企業に入社してしまうようなケースもあります。

妥協なく、希望を叶える為に長期間使っても良い人は別として、ある程度の妥協ラインも設定している人のほうが、スムーズに転職することができるので、希望条件の優先順位は明確にしておく必要があります。

その上で、おすすめの転職サイト、転職エージェントを参考に、転職活動を進めていきましょう。

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ただし、良くも悪くも仕事が早い優秀なコンサルが多いので、言いなりになるのではなく、気になる事はきちんと聞く事も忘れないようにしてください。

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まとめ

年間休日120日は最低ラインといういかがだったでしょうか。

休日や残業などの労働環境が悪いことが転職理由の中でも常に上位にあるほど、年間休日は仕事を考える上で重要なことです。

ほとんどの人が、休みは少ないより多いほうが良いと答えるでしょうし、人生は仕事だけではないので、総合的に考えてより幸せに近づく転職を考えていくことが大切なのではないでしょうか。

理想の転職に、このページの情報が参考になれば幸いです。