年間休日72日は、さすがに少なすぎる休日数ですから、休日が少ないことが原因で辞めたくなることもあるでしょう。
このページでは、
- 年間休日72日がどのような内訳になるのか
- 何で少なすぎると言えるのか
など、年間休日72日の企業を検討している人に知っておいて欲しいことと
- 休日数の多い会社に転職するためにどうすれば良いか
など、休日が少なすぎて転職したい人向けにポイントを解説していきます。
年間休日72日の内訳
年間休日72日の場合にどのような内訳になるのでしょうか。
年間休日72日の企業は、シフト制の場合が多いとは思いますが、シフト制でない場合は、
- 日曜日が休み・・・年間52日
- 祝日が休み・・・年間16日
- 長期休暇分・・・年間4日
という感じで72日の休みは終わってしまいます。
実際には、企業の就業規則で規定する年間カレンダーに基づいた休みの内訳になりますが、日曜日と祝日休みだけで、長期休暇が4日しかないという少なさです。
祝日が休みにならず、土曜日が休みになる場合は、
- 日曜が休み・・・年間52日
- 月1回土曜日が休み・・・年間12日
- 長期休暇分・・・年間8日
といった感じでしょうか。
よっぽど、休みが欲しいと思わない好きな仕事でも、かなりしんどいでしょうね。
せめて110日くらいあれば、完全週休2日制で長期休暇も6日くらいになります。110日以上の企業の割合は45%もありますので、それ以上は希望しても良いのではないかと思います。(ちなみに年間休日100日以上の企業の割合は、79.2%です。)
年間休日72日は少なすぎる
厚生労働省の発表している「平成29年度の就労条件総合調査結果の概況」では、年間休日の平均は113.7日です。
つまり、平均より年間で約42日、毎月で約3.5日も少ない休日数ということになります。
平均より、月に3日~4日程度少ない程度なら問題ないと考える人もいるでしょうし、実際に問題ない人もいるかもしれません。
しかし、「まぁ大丈夫でしょ」と安易に考えているなら、一度しっかり考えておいたほうが良いでしょう。
平均と比べるだけでも少なすぎると言える休日数ですから、これ以上説明は不要かもしれませんが、少なすぎるという根拠は他にもあります。
先の厚生労働省の調査では、年間休日の割合も出されていますが、72日が分類される70~79日の企業の割合はたったの3.5%です。
79日以下全てを足しても4.7%ですから、ワースト4.7%の中に入る休日の少なさだということになります。しかも、72日は70~79日の中でも休日の少ないのですから、ワースト4.7%どころではないことが推察できます。
休日数が少ない業界もありますが・・・
世の中には、宿泊業や、サービス業、運輸業など、休日数が少ない業種も存在します。
やりたくて、そういった休日数の少ない業種を選んでいる場合は、ある程度は休日数が少ないことも許容しなくてはならないかもしれません。
ただし、72日はそれでも少ないです。
一番休日の少ない産業は「宿泊業、飲食サービス業」の97.7日ですが、この業種分類でも79日以下は20.5%で、69日以下だと5.2%しかありません。
メインとは42.8%の100日~109日ですから、休みが少ない仕事であっても72日は少なすぎるということが言えます。
休日が少なすぎて転職したい場合のポイント
ハローワークは無料で求人を掲載できるので、経営状態が悪い企業でも、ブラック企業でも、よほどのことが無い限り求人が出せます。
悪い求人ばかりではないですからハローワークを利用するのが悪いとは言いませんが、とても良質とは言えない求人が山のようにあります。
正直、ハローワーク以外の転職方法も利用すれば年間休日72日というようなことはほとんどないかと思います。
転職サイトで検索をしても110日以上、120日以上などの企業は沢山ありますし、かえってあまりにも少ない休日の会社を見つけるほうが大変なくらいです。
また、普通にキャリアがあるのであれば、転職エージェントを利用することも検討してください。
担当のキャリアアドバイザーがつき、非公開求人の紹介から、面接スケジュール調整、選考対策などなど、転職活動のサポートを無料で受けられます。
キャリアによっては紹介できる求人がないと断られることもありますが、可能性を広げるために行動することのほうが先決です。
自ら可能性を閉ざすのは非常にもったいないので、気にせずどんどん登録していきましょうね。
職歴が厳しく、大手は断られてしまったという場合も、若手なら需要がありますので、既卒やフリーターなどでも利用可能な転職エージェントを活用することも検討しましょう。
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