dodaエージェントサービスを利用しようとしても、キャリアカウンセリングを断られてしまい、事実上の登録拒否のような状況になってしまうことがあります。
これは転職エージェントならdodaでなくても起こる可能性があることですが、登録する前になんで「断られてしまうことがあるのか」「dodaのキャリアカウンセリングが受けられない場合どうすれば良いのか」しっておくようにしましょう。
そうすることで、仮に断られた場合でも無駄に落ち込んだり苛立ったりすることなく、冷静に対処することができます。
dodaエージェントサービスに断られる理由
まず、dodaエージェントサービスに登録すると、多くの場合は数日程度で連絡が来ます。
転職エージェントにも1月~3月、9月のように求人や利用者が増える繁忙期がありますので、そういった時期は1週間以上掛る場合もあります。
「連絡が来ない」と焦ったり苛立ったりする人も少なからずいるようですが、1週間程度はゆっくり待つつもりで登録するようにしましょう。
連絡が来て、かつdodaのキャリアカウンセリングを断れれてしまうケース出は、下記のような理由が考えられます。
- 利用者にあった求人が少なかった場合
- 利用の基準に当てはまらなかった
求人が少なく紹介できないケース
利用者の希望にあった求人が少なすぎる場合、「紹介できる求人がありません」と利用を断られてしまう場合があります。
dodaに限らず、転職エージェントは保有している求人の中から利用者に紹介を行います。業種・職種によっては、登録するタイミングによっては求人数が少なく希望する全ての利用者に求人紹介ができないケースがあります。
利用の基準に当てはまらないケース
人材紹介業は、求職者のサービス利用を拒否することができない法律になっていますので、表向きは「こういった人は登録できません」と明確に言えませんから、誰でも登録自体は可能です。
dodaエージェントサービスは、厳密に利用者の線引きをしている訳ではありません。例えば「年収300万円以下はダメ」「TOEIC何点以下はダメ」なんて拒否の基準を設けていたら、外部に漏れた場合大変なことになるでしょう。
年収がいくら以上なら登録可能とか言っているサイトもありますが、基本的には、登録したタイミングでの求人と利用者との相対的な判断で紹介できない場合が出てくるということです。
もちろん、dodaエージェントサービスは、入社が決まってはじめて企業から報酬を受け取ることができるビジネスですから、当然ながら「内定を得やすい求職者」の優先順位が高くなります。
前述したように「紹介できる求人がない」場合は、紹介できなくても問題はないですから、それを理由に事実上の登録拒否のような状況になってしまう求職者は少なからずいることは事実です。
ただdodaは求人数も圧倒的に多く、求人の幅も広いので、高卒や既卒の方でもdodaを利用して転職成功している人はたくさんいます。
利用する前に断れることをネガティブに受け取って、選択肢を狭めてしまうのは非常にもったいないことですので、積極的に利用するようにしましょう。
キャリアカウンセリングを拒否される目安
前述したように登録拒否の基準が明確にあるわけではありませんが、どういった人がキャリアカウンセリングを拒否されやすいのかという目安は知りたいと思います。
あくまで目安ですので、その点をご理解の上お読みください。
- 年齢が高くキャリアが優秀でない人
- 求人の少ない業種・職種を希望する人
- フリーターの人
年齢が高いと断られる可能性は高くなる
中途採用の転職市場では、年齢が高くなればなるほど、経験を活かして即戦力として活躍できる人材が求められます。
その分、企業の人材に対する要望はピンポイントなものになり、若手のようにポテンシャルだけで採用するということはなくなっていきます。
したがって、キャリアが優秀であり、かつ企業が求める人材像にマッチした利用者であれば、年齢が高くても求人紹介を受けることは可能ですが、40代以降でキャリアに自信が無いような場合は、断れることも少なくなくなってくるでしょう。
dodaは割と利用年齢層が幅広い転職エージェントですが、メインは20代から35歳までの求人ですから、それ以上の年齢の場合は断られる可能性も出てくることを認識しておきましょう。
求人の少ない業種・職種は断れやすい
求人数が少ない業種・職種では需要と供給のバランスが取れず、キャリアカウンセリングを断られる場合もあります。
営業や事務系職種、販売職など求人数が多い職種があれば、公務員や士業、ブルーカラー職種のように転職エージェントでは求人が無かったり、少なかったりする職種もあります。
dodaでは多くの業種・職種の人が求人紹介を受けられますが、気になる場合は希望する仕事の求人があるのかないのか公開求人で確認すると良いでしょう。
フリーターの人
フリーターの人がdodaに登録できないわけではありません。しかし、基本的にdodaは正社員・契約社員・派遣社員の経験がある人向けの求人を取り扱っているため、フリーターの人の場合断られる可能性があります。
しかし、全ての人が断られるわけではありませんので、登録してみて判断するのがベターです。断られた場合も、後述しますが、フリーターも利用可能な転職エージェントがありますので悲観する必要はありません。
dodaに断られた時の対処法
ここからは、dodaエージェントサービスに断れた時にどうすれば良いのかを解説していきます。
- 他の転職エージェントを利用する
- スペックに合わせた転職エージェントを利用する
- 求人サイトを利用する
他の転職エージェントを利用する
dodaは求人数も多く、顧客ターゲットの幅も広いので、断られることは少ない転職エージェントだと言えますが、仮に断られてしまった場合は、迷わず他の転職エージェントを利用しましょう。
希望職種や年齢、その時々の保有求人などによっては、キャリアに自信のある人でもdodaで断られる可能性はあります。
キャリアの浅い求職者が利用でき、優秀な人が利用できないなんていうケースも稀にありますので、断られてしまったことは気にせずに行動するようにしてください。
リクルートエージェント、
マイナビエージェント、
doda、
type転職エージェント(首都圏のみ)、
ワークポート
あたりの大手転職エージェントに登録し、担当との相性や紹介される求人内容を判断して、転職を進めるエージェントを絞るようにするのがおすすめです。
スペックに合った転職エージェントを利用する
既卒やフリーター、高卒の人などで他の大手転職エージェントにも断れている場合は、正社員経験が無かったり経験の浅い人向けの転職エージェントがありますので、そちらを利用してみるようにしましょう。
就職Shop、ハタラクティブ、JAIC など正社員経験の無い人でも利用可能な転職エージェントでサポートを受けることができます。
求人サイトを利用する
求人の量も質も転職エージェントにはおよびませんが、リクナビNEXTのような求人サイトを活用するのも1つの方法です。
転職エージェントの求人は1人が入社するごとに費用が掛かるので、企業が一括で大人数の採用することはほとんどありません。しかし求人サイトの場合は、掲載費用なので大人数を採用したい企業には向いています。
そういった意味では、採用人数が多く内定も得やすいケースがあります。(もちろん人気企業は応募が集中しますので、大量採用でも厳しい場合はあります)
dodaや他の大手転職エージェントに断られてしまった場合は、求人サイトを活用するようにしましょう。
まとめ
dodaは求人数も多く、幅広い利用者がいるため、登録難易度が特別高い転職エージェントではありませんが、場合によっては断られてしまうこともあります。
転職エージェントに登録拒否されてしまえば、気持が落ち込むこともあるかもしれませんが、できるだけ気にせず、次の行動を起こすようにしましょう。