仕事を探すときに、多くの人が最初に思い浮かぶのがハローワークでしょう。
ハローワークは求人数を見れば他の方法より圧倒的ですし、全国どこでも事務所がありますから便利ですし、社会的にも大事な就職支援の機関です。
しかし、ハローワークにもメリットはありますが、ハローワーク以外の転職機関、媒体を利用しないことは、デメリットがとても大きいです。
ハローワーク以外の仕事の探し方をおすすめする理由
ハローワークにはデメリットがある
ハローワーク以外の仕事の探し方をおすすめする理由は主に下記の2点に集約されます。
- ハローワーク以外のほうが求人が良質だから
- ハローワークはコンサルしてくれないから
ハローワークは、求人数はとても多いです。しかし、求人の質は悪いと言わざるを得ません。
もちろん優良な企業の求人が無いと言っているわけではありまえせんので誤解のないようにしていただければと思いますが、ハローワークの求人を全体で見たときには、そう言わざるを得ません。
その理由は、「企業が無料で求人を募集できる」という点が大きく関係しています。
ハローワーク以外の転職サイトや転職エージェントなどは、企業が求人を募集する際に相当な費用が掛かりますので、採用コストを掛けている企業のみが掲載・紹介されています。
一方でハローワークでは、無料で募集ができるため、転職サイトや転職エージェントに求人を採用コストを掛けられない企業でも求人をかけることが可能です。
そうなると、経営状態が思わしくない企業や、離職率が高くとにかく多くの人を集めたい企業は、ハローワークに求人を依頼することになります。
結果として、ハローワークでは、良質とは言えない求人の割合が多くなりますし、転職エージェントや転職サイトでは、ハローワークで出てない良質な求人が多くなります。
日本では中小企業の割合が99%ですし、働く人の割合で見ても70%程度にのぼります。その中でも小規模事業は25%という統計が出ています。
小さい企業や採用コストを掛けられない企業が質が悪いと判断するのも乱暴ですが、質の悪い企業も相当数含まれてしまうのは現実として理解しておく必要があります。
また、ハローワークは、募集されている求人に応募できるだけの機関です。軽い相談はできますが、本格的なコンサル業務を行っているわけではありません。
例えば、転職エージェントなら、転職に関する相談はもちろんのこと、ハローワークには出ていない求人の紹介から面接スケジュール調整、書類対策、面接対策、給与待遇交渉まで、様々な転職活動のサポートをしてくれます。
転職サイトではコンサルは行っていませんが、一週間掲載で数十万円~の費用を掛けて採用を行っていますので、経営状態が悪い企業は掲載しづらく、その分ハロワークより総合的に見ると質が高くなります。
まずは、下記のような転職エージェント・転職サイトに登録し、どのような求人があるのかを確認した上で、ハローワークと併用するのか検討するのが良いでしょう。
doda・・・常時10万件以上の圧倒的な求人数の転職エージェント。サポート力も定評がある。
- リクルートエージェント
・・・NO.1の求人数や実績。良質な非公開求人を多く保有しています。
type転職エージェント・・・首都圏のみですが、サポートの手厚さはトップクラス。首都圏
ならおすすめ
- リクナビNEXT・・・国内最大級の転職サイト。転職者の8割が利用する必須サイト。
仕事探しの方法については、すぐに見つかる仕事の探し方8選(正社員・契約社員の求人)のページで詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。lll
ハローワークのほうが良い場合もある
もちろん、ハローワークを使ったほうが良いケースもあります。
基本的に、大手の転職サイトや転職エージェントは、都市部中心に求人が集まっていることが多く、地方になればなるほど求人数が少なくなる傾向があります。
そのため、地方の優良中小企業が転職エージェントに依頼しても、思ったように採用が進まないというケースもあります。
そうなれば、企業もより応募者を確保できる可能性があるハローワークに求人を出すことになります。
結果として、地方では良質な企業もハローワークでの採用が多くなりますので、地方の場合はハローワーク利用をメインにしたほうが良い場合も少なくありません。
地方の場合でも、大手ではなく中小・個人の転職エージェントを利用する手段もおすすめですが、自力で探すのは結構手間が掛り大変です。
もし、地方で中小エージェントを活用したいという場合は、マイナビエージェントサーチのような、中小エージェントとマッチングしてくれるサービスを利用するようにしましょう。
下記のページで解説していますので、参考にしてください。