リクナビNEXTに登録すると利用することのできる「グッドポイント診断」は、職務経歴書を書くときや面接対策にも必要な自己分析が無料でできる有用なサービスです。
自分の強みを知ることができれば、自己PRの作成なども自信を持って取り組むことができますし、転職エージェントのコンサルタントにそのまま見せて、マッチした求人を紹介してもらうことも可能です。
このページでは、リクナビNEXTのグッドポイント診断がどのようなものなのか、有効に活用するためには、どうすれば良いのかなど、役立つ情報になっていますので、参考にしていただければ幸いです。
グッドポイント診断はどんなサービス?
『グッドポイント診断』は、転職サイト『リクナビNEXT』の会員限定のサービスです。質問に答えていくだけで、18種類の項目から5つの『自分の強み』が解るようになっています。
SPIという就職用のテストを開発したリクルートが、そのノウハウを詰め込んで作った本格的な診断テストになっているので、利用価値は高いものと言えるでしょう。
グッドポイント診断の使い方は、非常に簡単です。
- リクナビNEXTに会員登録する
- グッドポイント診断の293問の質問に答えていく
- 分析結果で自分の強み、アピールポイントが解る
所要時間は40分とされています。人にもよりますが、私の場合20分程度で終了しました。ただし、やり直しができないので、時間が無い時に進めないように注意してくださいね。
グッドポイント診断の評判
twitterで調べたところ、楽しみながら有効に利用している人が多いようです。中には「以前は自己評価が低かったが、診断結果で自信が持てた」という意見もあり、少しネガティブな人にはアピールポイントが解るだけでも良い効果があるという事が解ります。
リクナビのグッドポイント診断、いっぱい質問に答えると自分の強みを5つ教えてくれる pic.twitter.com/L2uW6NVWVc
— おぜう (@sincenbk) 2017年5月25日
イケハヤさんブログから、リクナビNextのグッドポイント診断やってみたら、当たりすぎてビビる。 pic.twitter.com/ChsbMBZl7H
— なぞなぞハテナ (@SMA_BANK11) 2017年6月1日
他社でも自己分析ツールを提供しているところがあります。「OfferBox」という就活サイトの「AnalyzeU+」や、マイナビの「適職診断」などが有名です。また書籍などもあります。
どれが良いかは一概に言えるものでもありませんし、人によっても使い勝手が良いツールは違うでしょうが、このようなツールを利用することは自己分析の手助けになりますので、とても有用です。
グッドポイント診断は、シンプルに「自分の強み」としてアピールできる要素が5つ解るため、細かく自分の特性を知ろうとするツールというよりは、自己PRを考える上で役立つツールと言えるでしょう。
デメリットは「293問もの設問に答えていく手間と時間」ということになりますが、制限時間は40分なものの、20分程度でできます。設問が少なければそれだけ分析できる要素は少なくなる為、信憑性に欠けることも考えられます。
総合して考えれば、ものの数十分で、自分の強みを分析してくれるわけですから、利用しない手はないと言えるでしょう。
グッドポイント診断を有効に活用する5つの方法
それでは、具体的にグッドポイント診断を活用する為の方法を解説します。
まずは、登録から
まずは、リクナビNEXTの『グッドポイント診断』のページから、会員登録をしましょう。登録時間は1分程度で済みます。
会員登録をすると、求人メールが届くようになりますが、まだ受け取る段階でない人は、受け取らないように選択できますので、グッドポイント診断だけ利用することも可能です。
メールを受け取る場合は、多くのメールを受け取っても問題ないように、専用のフリーメールをgmailやYahooメールで作成することをおすすめします。
グッドポイント診断を進めてみましょう
グッドポイント診断を開始する場所は、少し解りづらいのが難点ですが、このページの通り進めれば簡単です。
リクナビNEXTのトップページを下のほうにスクロールしていくと、下段近くに下の画像のような掲載があります。
6/4現在、下段にありますが、位置が変更してしまったり、すぐに見つからない場合は「Ctrl」を押しながら「F」キーを押すと検索窓が出ますので、そちらに「グッドポイント」と入力することで、すぐに場所が解るでしょう。
画像の場所をクリックすると「グッドポイント診断」に飛びますので、クリックして進めていきましょう。
すると下の画像のように、グッドポイント診断の「診断スタート」のボタンがでてきますので、診断したい場合はクリックして進めていきます。
グッドポイント診断はやり直しが効かないので、時間に余裕がある時に行うようにしましょう。
すると下図のように、診断がスタートします。画面の指示に従って、グッドポイント診断を進めていきましょう。
診断結果は自己PRのたたき台に有効活用する
グッドポイント診断では、上記画像のように18種類の強みの中から、あなたに当てはまる5種類の強みと、その具体的な診断結果を教えてくれます。
分析された強みは、自己PRでの具体的エピソードに絡めて、自分のパーソナリティーをアピールするために活用できます。
多くの人が「グッドポイント診断は当たる」と言っていますが、人によっては「そうは思えない」と強く思う場合もあるかもしれません。その場合は、無理に使用しないほうが良いでしょう。
また、多くの場合、上位に並んだ強みは、自分でも頷けるものが多いはずですが、下位の強みの中には「そうでもないな」と感じるものもあるかも知れません。
診断結果を読んで「これは自分の強みだ」と実感できるのであれば良いですが、納得がいかない強みまで自己PRに使用してしまうと、本心とのズレを読み取られてしまう可能性がありますので、おすすめできません。
多くの場合は、上位の2~3つの強みを、職務経歴書や面接で活用していければ良いでしょう。自己PRにあまり盛り込みすぎれば、かえってアピールポイントがぼやけてしまう恐れがありますので、注意しながら活用してください。
グッドポイントで診断される18種類の強み
- 親密性
- 受容力
- 感受性
- 悠然
- 慎重性
- 決断力
- 独創性
- 自己信頼
- 現実思考
- 社交性
- 挑戦心
- 俊敏性
- 柔軟性
- 高揚性
- 自立
- 冷静沈着
- バランス
- 継続力
それぞれ、コメント付きで診断結果が出ます。
一例として、親密性の結果は下記のようなものです。
親密性を一言で表すと「じっくり付き合う」です。
あなたは、常に謙虚な気持ちを持って人と接しています。内面についても話せる深い信頼関係を築くことを望んでおり、交際範囲を大きく広げることにはあまり興味がありません。
相手との距離感が重要と考えるあなたは、知り合って間がない相手に対してまずは適度な距離を置いて接し、互いにとって心地よい距離を探りながら丁寧に信頼関係を構築していきます。「控え目・礼儀正しい」など、評価されることも多いでしょう。
多くの人が集まる場ではおとなしく見られることが多いあなたですが、深い信頼関係を構築できた相手とは互いの思いや内に秘めたパワーをしっかりと理解しあえているはずです。
実際に自己PRに落とし込む場合には「親密性」などのワードを使えば良いという事ではありませんので注意が必要です。
あくまで、仕事上の経験を基に、強みがアピールできるようなエピソードに落とし込むことが大切です。
転職エージェントのコンサルタントにも見せる
転職エージェントを利用する場合は、担当のコンサルタントに、グッドポイント診断をそのまま見せることをおすすめします。
転職エージェントでは、利用開始時に面談を行い、ヒアリングを行います。短い面談時間では多くのことを伝えづらいものですし、自分の特徴を知ってもらうためにも、診断結果をそのまま見せることは有意義です。
グッドポイント診断はリクナビNEXTという日本最大級の転職サイトのツールだけあって、転職エージェントのキャリアコンサルタントも認識している事が多いので、その点でも安心です。
キャリアカウンセリング(ヒアリング)の材料としてだけではなく、コンサルタントが企業への紹介状を書く際にも、材料が多いほうが、よりアピールしやすいでしょうから有利に働く事も考えられます。
まとめ
自己分析は、経歴書を書く上でも、面接に臨む上でも、とても重要な要素です。自分を深く掘り下げ、客観的な視点を持つことで、アピール力が増すものですが、反対に掘り下げられていなければ、特に面接では見抜かれてしまう可能性が高いです。
なんとなくで曖昧な自己PRをするよりも、自己を見つめて掘り下げた自己PRは、面接官に好印象を与える可能性を高めてくれます。
とはいえ、自力ではなかなか難しい面もありますので、グッドポイント診断などの診断ツールを有効活用することは、大きな手助けとなるといえます。