転職活動で、転職エージェントは使わないという選択肢は当然ながらあります。
しかし、使えるのであれば、できる限り利用したほうが条件の良い転職を実現できる可能性が高まるのも事実です。
人によっては、相性や態度の良くないコンサルタントが担当について、転職エージェント自体に嫌気が差してしまうようなケースも残念ながらありますが、それでも転職エージェントは使うべきです。
それでも、転職エージェントを使わない場合は、そのデメリットも知った上で、転職活動を進めていくようにしましょう。
転職エージェントを使わないデメリット
転職エージェントは、転職活動に関する様々なサポートを無料で受けることのできるサービスです。言い換えれば、使わないことによって、それだけの恩恵を受けられなくなり、自力で転職活動を進める必要が出てきてしまいます。
この章では、転職エージェントを使わないデメリットを確認していきます。
転職エージェントで得られるサポートが得られなくなる
転職エージェントで得られるサポートは下記の9点です。
- 非公開求人の紹介を受けられる
- 求人への応募の手続き
- 職務経歴書の添削など書類選考対策
- 模擬面接を含む面接対策
- 面接スケジュールの調整
- 配属先や給与待遇交渉
- 雇用契約の確認
- 入社手続き
- 転職に関する様々な相談、アドバイス
これらのサポートが転職エージェントを使わないことで得られなくなります。
求人探しは一番労力が必要
とある調査では、転職活動で一番大変なのが「求人探し」という結果があります。
自力で求人を探す場合、転職サイトやハローワークが中心になるでしょうが、多くの求人の中から、自分の応募すべき企業を選定しなければいけないので、かなりの労力と時間が必要になります。
転職エージェントでは、経歴や年齢、希望条件からマッチングする企業をピックアップして紹介してくれますので、選定の労力が大幅に減ります。
また、自力で応募する場合、自分の市場価値では内定の可能性が限りなく低い企業でも応募できてしまう為、内定率も大幅に低くなります。
転職エージェントでは、内定可能性が高い企業のみ紹介される為、市場価値に合わない企業に応募することがなく、転職活動が効率的になります。
また、転職エージェントの求人紹介は、転職サイトやハローワークでは見かけることのない非公開求人が中心なので、選択肢という意味でも幅を狭めてしまうことになります。
書類対策や面接対策を自力で行う必要がある
書類対策や面接対策は、自力で自己分析と企業研究を行い、企業のニーズに合った自己PRを行う必要があります。
しかし、客観的な視点が無い上に、企業の求める人材像を正確に把握することは簡単なことではありません。
転職エージェントでは、企業がどのような人材を求めているか詳細に把握していますし、過去の面接での質問まで押さえてありますので、内定を得やすくする為の対策を万全に行うことができます。
また、コンサルタントが強く推薦してくれるケースでは、面接のできが悪くても内定がもらえるケースも少なくありません。
したがって、内定を獲得できる可能性は自力で行った場合よりはるかに高くなります。
転職サイトは書類選考が通りづらい
自力で応募する転職サイトでは、経歴による絞込みができない為、応募者が必要以上に多くなってしまう傾向があります。
企業側も1人1人じっくり吟味するわけにもいかないので、一定の条件で足きりを行うことになります。そのため、人によっては応募しても応募しても面接に進めないといったことも。
転職エージェントでは、企業に推薦できる人のみにしか紹介すらしていない為、初めから書類選考にも通りやすい形で応募をすることになります。
配属先や年収・待遇交渉は自力では無理
自力で転職活動を行う場合、配属先や年収・待遇交渉をするタイミングも難しく、切り出せば悪い印象を与えてしまう可能性もある為、なかなかできるものではありません。
転職エージェントでも、勝手に交渉してくれるわけではありませんが、交渉を希望し、かつその条件に見合うだけの経歴やスキルがある求職者であれば、企業との間に入り、交渉を行ってくれます。
誰しも少しでも良い条件で転職をしたいでしょうから、転職エージェントを使わない場合、この点も大きなデメリットになります。
客観的な視点が持てない
様々なサポートの中でも、転職エージェントを使うことで得られる客観的なアドバイスは何かと役に立ちます。
解らないことや、不安が多い転職活動で、相談できる相手がいるというだけでも大きなメリットです。
自力で転職活動を行う場合、自分のペースで転職活動ができるという点では良いこともありますが、活動の不安や労力も全て自分で背負う必要があります。
特に、なかなか内定が出ない時など、つい不安になり焦って条件を下げて転職先を決めてしまいがちです。
転職エージェントの場合、どのような理由で内定が出ないのか一緒に考えてくれアドバイスをしてもらい、PRの方向性を少し変えただけで驚くほど内定が取れたというようなケースも少なくありません。
下げる必要のなかった条件を下げ、市場価値からしたらもったいない転職先で妥協してしまう人もいることを考えると、やはり大きなデメリットになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。転職エージェントを使わないことでのデメリットがおわかりいただけたかと思います。
自力で進める転職活動の全てがダメなわけではありませんが、使わないデメリットがこれだけあるということは、できる限り転職エージェントを利用したほうが良いということでもあります。
1社~2社利用して、担当との相性などですぐに使えないと決めつけて、利用しなくなるのはかなり勿体ないことです。
場合によっては、よくない担当に当たることもありますが、そういった場合でも転職エージェントは沢山ありますし、担当の変更も可能です。
より良い転職を実現する為にも、上手に転職エージェントを活用できるようにしていただけたら幸いです。
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