履歴書・職務経歴書 2017.03.15

転職の自己PRがスラスラ書ける職務経歴書作成6つのステップと例文

自己PRの書き方

転職活動においての「自己PR」は「履歴書や職務経歴書」の書類選考時に必要があるだけではなく、面接時にも質問される可能性が高い質問です。

企業側から見た自己PRは

  • 自社の求める人材像とマッチするかどうか
  • 自社に入社して活躍してくれるかどうか

という重要な事を判断できる要素が多く含まれる質問ですの為、書類選考時でも自社のニーズとのミスマッチがないよう、きっちり確認される箇所です。

また、面接時にはより様々な質問のされ方で詳細に聞かれる機会も多いです。違う角度で質問された時にも迷わずに答えられるように、労力を惜しまず準備をするようにしたいところです。

この記事では

  • 自己PRの書き方が解らない・・・
  • PRできる要素が見つからない・・・

という人でも、読み終えれば、しっかり準備ができるように解りやすく解説しています。

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自己PRを構成する3つの要素と基本的な例文

「自己PRをどう書けば良いか解らない」という場合は、まず自己PRを構成する要素を理解することが大切です。

①今までの経歴

前職まで何を経験してきたかを書きます。この部分は特に問題はないでしょうが、自己PRでは全ての経歴を書く必要はありません。応募企業のニーズにマッチする経歴をピックアップすれば良いです。

③具体的な成果

具体的な役割や成果がある場合、できれば数字を使って説得力のあるアピールをします。主に応募企業のニーズにマッチする事を書くようにします。

具体的な成果がない場合は、仕事に生かしてきた自分の長所や周囲の評価をアピールしましょう。また、資格や特技など転職先で役立つものがあればアピールすることが可能です。

④転職後のビジョン

前職までの経験や、あなたの長所が応募企業でどう生かせるのか、どう貢献していきたいか、企業側のメリットと転職後のビジョンを伝えることで仕事への意欲を示すようにしましょう。

自己PRの例文

例文1 5年に渡り営業職として、ソリューション営業に携わってきました。課題の解決法を提示し、顧客のニーズに的確に応えることで、密接な関係を築き、前年比120%の売上を達成し社内表彰をいただきました。クライアントの抱える問題に真摯に向き合う事で、分析力や洞察力が身に付き、強い達成感を得られた事は大きな財産です。この経験を生かし、より多様な業種にクライアントを持つ御社で貢献し、営業職を極めていきたいと思います。

例文1は「具体的な成果」がある場合の自己PRです。これまでのキャリアを具体的に書き出し、会社にどのような貢献をしてきたのか。その過程でどういう成長を遂げたのかを洗い出しましょう。また、応募企業のニーズとマッチしていることが重要ですので、関連性が解るように書く工夫も必要です。

例文2 前職では経理として「正確さ」「業務のスピード」の両立を意識して取り組んできました。正確で効率の良い職務を追求することで、上司から「部署で1番仕事が早く正確」との評価を得ることができました。もともと人とコミュニケーションが好きな性格ですので、御社で後進の育成にも携わり、今まで得てきた知識やノウハウを伝えていきたいと考えております。

例文2は社長賞や売上アップなど「具体的な数値や表彰」がない場合の自己PRです。仕事で意識して心がけている事や、仕事上の長所、上司や同僚からの評価などを具体的に盛り込み、応募企業で貢献できる適性があることをしっかりアピールしましょう。

例文3 前職では主にWEBコーダーとしての専門業務に携わってきました。WEBコーダーとしてのスキルだけでなく、WEBクリエーターとして全般的な力をつけたく、昨年「WEBクリエーター能力検定」の資格を取得しました。前職でも的確なコーディング技術に関しては評価していただいていたので、御社でさらに経験を積みWRBクリエイターとして成長することで顧客に貢献していきたいと考えております。

例文3は、仕事上の具体的な成果が提示できなくても、資格や特技などがある場合の自己PRです。向上心を持って仕事に取組み、スキルアップをしようとしているところをアピールしましょう。現在のスキルのみの判断ではなく、「入社後も成長を続けてくれ、貢献してくれる人材」とプラスαの評価を狙うアピールが可能です。

ポイント 自己PRは企業の求める人材像(ニーズ)とマッチしていることが大切です。そのためには企業研究が必要になります。企業研究の方法は『転職での企業研究5つの方法~志望動機や自己PRに活用し内定率をアップしよう』のページも参考にしてください。また、転職エージェントを利用すれば、担当のコンサルタントから企業の求める人材像を教えてもらい、マッチした自己PRを作ることができます。

転職エージェントの比較や、転職エージェントについて知りたい方は下記のページも参考にしてください。

使える転職エージェントまる解り・7項目の徹底比較(完全版)

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自己PRがスラスラ書ける職務経歴書6つのステップ

自己PRの構成要素を理解した上で、それぞれの要素に当てはまる内容を書きやすくする為に、1つ1つ洗い出していきましょう。そうすることで、単に履歴書や職務経歴書が書きやすくなるだけではなく、面接の時に少し違う角度から質問が飛んできても、明確に答えられるようになります。

STEP①経歴の棚卸をする

これまでの職務経歴を棚卸して整理していきます。より具体的に書きだしていくのがポイントです。まずは応募企業のニーズは無視して構いませんので、あらゆる事を書き出すようにしましょう。

  • 担当した業務から何を得たのか
  • どのように貢献してきたか
  • その結果どう成長できたのか

その上で、応募企業の人材ニーズとマッチする部分を見つけていきます。

できるだけ具体的にエピソードを交えて書き出していきましょう。

STEP②自己分析を行う

  • 自分の仕事上の役割や長所はどこなのか
  • 周囲にどのような評価を得ているか
  • 仕事で心がけていることは何か

など、仕事上自分の特長がプラスになっていると感じられる事をどんどん書き出していきましょう。周囲の評価はその裏付けとしての役割を果たしてくれるので、周囲の評価があることで「自己評価」だけよりレベルの高い自己PRになります。実際には自己評価のほうが適切な場合もあるでしょうが、書類選考時点では第三者の評価のほうが信憑性が高い感じが出ます。

また、自分の強みが曖昧なままでは、自己PRも曖昧になり、アピール力が不足する原因になりかねません。自分の強みを知る為には、リクナビネクストの『グッドポイント診断』などの診断ツールを利用するのも効率が上がるのでおすすめです。

STEP③資格や免許、勉強中の事などを書き出す

応募企業でも活かせそうな資格試験への挑戦や、免許、勉強している事など、向上心を持って取り組んでいるものを、書き出していきましょう。

仕事上でのアピール要素がない場合は、例えば趣味のものでも構いません。また、どういう理由でその資格を取ろうとしたのか、勉強しよとしたのかも書き出しましょう。また取り組んだことで得た事もアピールできる要素になっていきますので、書き出すようにしてください。

ポイント

実際に職務経歴書などに書くときには「向上心」という言葉は抽象的なので使えません。

「向上心」という言葉を直接書かずに、前向きで意欲に溢れる向上心のある人材だとアピールできるように、エピソードとして具体的に整理していく必要があります。

STEP④企業のニーズとマッチしている部分を整理する

一通り書き出すことができたら、応募企業のニーズにマッチしている「アピールできるポイント」を探し出し、整理していきます。例えば営業職のように高いコミュニケーション能力や提案力、洞察力などが優れていることが重要な職種に応募するのに「的確で処理速度の速い事務スキル」は余りアピールに値しないですよね。

あくまで、「自社で活躍してくれる」と思ってもらうことが重要ですので、企業ニーズにマッチするか、企業にメリットがあるポイントのみピックアップしていきましょう。

ポイント

いかに良い自己PRでも、応募企業が要望する人材ニーズにマッチしないアピールをしてしまっては、内定に近づくことはできません。

企業がどのような人材を欲しがっているのかを良く考え、応募企業に合わせて自己PRを常にマイナーチェンジしていく必要があります。

企業研究については「転職での企業研究5つの方法~志望動機や自己PRに活用し内定率をアップしよう」を参考にしてください。

STEP⑤実際に自己PRを書いてみる

ここまで準備ができると、何もする前と比べて書くべきことが明確になっているはずです。ここからは、実際に書いてみて少しずつブラッシュアップしていきましょう。

文字数はどのくらいがベスト?

履歴書の記入欄は小さい場合が多いので、読みづらくならないよう長さを調整してください。職務経歴書で記載する場合でも、あまり行数が多いと忙しい担当者は「読みづらい」と感じてしまいますし、多忙な中での書類チェックなので、コンパクトにまとまっているほうが良いです。

それらの事を踏まえた場合、自己PRの文字数は200文字から3oo文字程度がベストです。別紙を用意して長い自己PRを書く人もいますが、忙しい採用担当からすれば、読むのが面倒なだけで、流し読みされてしまうことがほとんどでしょう。また長ければ長いほど趣旨が伝わりづらくなります

アピールできる要素を全て書くのではなく、応募企業のニーズに合わせて選択して必要最低限にまとめましょう。面接時に記載してあることだけ回答するより、書類のプラスα分を聞けたほうが採用担当の評価も上がります。(※ただし書類を参考に面接が行われますから記載内容との整合性は大切です)

STEP⑥自己PRにタイトルをつける

職務経歴書で自己PRを書く際は、内容を端的に表す「タイトル」をつけましょう。タイトルは自分のPRの「キャッチフレーズ」のようなものです。タイトルをつけることで担当者の目にも留まりやすくしっかり読んでもらいやすくする狙いがあります。「必ずこだわったタイトルを」と言われることも多いのですが、自己PRの内容を「適切にまとめること」と「キャッチーなタイトルにすること」が大切です。

しかし、そう上手くタイトルがつけられない事もあるかと思います。良いタイトルがつけられればプラスになりますが、内容とマッチしていない良くないタイトルをつけてしまえば「読む価値がない」と判断され、本文を読んでもらえないような逆効果になってしまう場合も考えられます。

しっかり練り込んであなたを売りこむ素晴らしいキャッチフレーズを作れば良いですが、適当にタイトルを用意するくらいならないほうが良い場合もあります。決してタイトルがないから読まれないわけではないので、無理にしっくりこないタイトルをつけてしまうのだけは避けましょう

ポイント
紹介して5つの構成要素に沿って内容を構成すれば、スムーズに自己PR文を作ることができると思います。しかし、なかなか「書けない」、「仕事をしながらの転職活動で考える余裕がない」という人もいるでしょう。
そんな場合も、求人紹介はもちろん様々なサポートを無料でしてもらえる転職エージェントを利用することで、労力を減らし選考通過や内定率を高めることができます。「自己PR」が苦手であれば、職務経歴書の添削などサポートに定評がある『マイナビエージェント』や、面接サポートに定評のある『』る『type転職エージェント』がおすすめです。

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【職種別】自己PRの書き方と例文

ここまで解説してきた内容を1つ1つ行っていけば「あなたのアピールポイント」は明確になっていると思います。どの業種・職種でも同様の方法で準備を進めていけばよいのですが、ここでは要望の多い職種の取り上げて自己PRの例文を紹介します。

事務職への転職の場合の自己PR

いうまでもなく、事務職は「事務処理能力」や「コミュニケーション能力」が重要です。取得している資格や仕事上のエピソード、上司や同僚の評価など、アピールできることをまとめるようにしましょう。

ヒント 事務処理能力は、「ミスのない丁寧さ」や「業務の速度」、「業務の質を上げる為にした工夫や努力」などが強みになりますし、コミュニケーション能力では「多くの人との対応から得た経験」や「円滑な人間関係を構築する為のした工夫や努力」などが強みになります。それ以外にもアピールできる部分は人それぞれでしょうから、自分の仕事を振り返り整理してみましょう。

自己PR例文
営業事務として5年間に渡り営業のサポートとして、顧客の電話対応や売上計上、見積もりや契約書類などの資料作成を行ってきました。顧客によっては特に迅速さと正確さが求められる役割だったので、マクロや関数を用いたExcelスキルやWORDの知識も身に着けることができました。担当の営業には「配慮があり迅速な対応ができる」と評価していただき、売上アップに貢献できることに喜びを感じることができました。現在はMOSの資格を取得に向けて勉強をしております。

営業職への転職の場合の自己PR

ヒント 営業が求められるものは、コミュニケーション能力や洞察力、分析力などですが、強いメンタルや人柄が物を言う職種でもあります。極端に言えば結局のところ数字で量られるのが営業職ですので、経験から得られた強みや意欲とともに具体的な実績を記載できることが一番のアピールになります。数値でのアピールが弱い場合は、「クライアントからどう評価されていたか」「周囲はどう評価していたか」「工夫や努力してきたこと・そこから得られたこと」などを具体的に記載するようにしましょう。

自己PR例文
営業職として計7年間、主に法人営業に携わってきました。新規顧客獲得の為に、受け身の営業スタイルを改善し、顧客深耕型の営業スタイルを模索した結果、3年連続で〇〇件の新規顧客を開拓し社内表彰をいただきました。顧客が何を求めているのかを常に考え、実践し続けることで洞察力が身に付き顧客からは「かゆいところに手が届く」と重宝していただいています。より広範な業界をクライアントに持つ御社でも、顧客の立場に立ち必要な知識は常に身に着けるという今までの姿勢を崩さず貢献していきたいと考えております。

未経験職種への転職の場合の自己PR

ヒント 応募する職種に求められるスキルや適性のある資質などを考慮した上で、自分のアピールポイントを書くようにしましょう。

たとえば経理の方が営業職になりたい場合、全く適性も違う職種ですから、相応の適応力があるアピールをしなくては選考から外れてしまう可能性が高いでしょう。そういう場合は職務遂行能力や的確な判断力などと共に、社内でのコミュニケーションについてのエピソードや営業向きな性格などもアピールしたいところです。

また、事務から営業などの場合も同様ですが「売上を作る意欲」があるかどうかというのは必ず見られるポイントです。自己管理能力や向上心の強さをアピールし売上に貢献する姿勢をアピールしましょう。

反対に営業職から事務職の場合などは、正確な事務処理ができるか、社内でのサポートができる円滑な人間関係が築けるかなどがポイントになってきます。営業職の場合、全く事務的な業務を経験していないことはないと思いますので、正確さや迅速さ、その為に行ってきた努力などをアピールできると良いでしょう。

自己PR例文
3年間事務職をしてまいりましたが、電話での顧客対応や書類のやりとりで社外の対応にも携わってきました。常に顧客の求める事を考え、明るい対応を心がけていたところ顧客にも評価され、社内では「よく気づく配慮ができる人」と言っていただけるまでになりました。人とのコミュニケーションが好きな社交的な性格を生かして御社の営業として活躍できるよう努力してまいります。
ポイント
異業種や未経験職種への転職は、同業種・同職種への転職と違い、経歴がそのまま評価につながりづらいです。そのため、転職先でいかに今までの経験を生かせるかをアピールする必要があります。経験者が優遇される求人が多いですから、同じ業界・職種への転職と比べると大変な部分もあります。転職エージェントを利用する際は、未経験の転職に力を入れている転職エージェントの利用も検討するようにしましょう。おすすめは、20代なら未経験可の求人が多い『 ワークポート』、若手に強みがあり多くキャリアチェンジの転職実績があるマイナビエージェント』、30代ならサポートがしっかりしている『DODA』がおすすめです。

長所や特徴を活かした自己PR

さしたる実績がないという場合は、長所や特徴をどうにかアピールすることを考えると思います。

しかし、ただ単に自分の良いところをアピールするだけでは、企業にとっては魅力的な人材には見えません。

ポイントの1つは、企業の欲しい人材像に合わせたアピールをすること。もう1つは説得力を増すために実際の仕事のエピソードを盛り込むことです。

例えば、長所が「真面目」だったとして、「私は真面目です」とアピールしても魅力的ではありませんよね。

しかし、困難な仕事があってもコツコツ努力したり、工夫した結果、課題を克服したり、成果を出したというエピソードを盛り込めれば、真面目という言葉をそのまま使うより、ずっと魅力的な印象を与えることができます。

ただし、コツコツ努力することより、度胸と行動力がある人物を欲しい企業には的外れなアピールになってしまいますので、企業研究は自己PRを考えると同時に大切な作業になります。

転職エージェントを利用すれば、企業の欲しい人材像については明確に把握していますし、以前にどのような面接の質問があっかまで把握しています。

自分でどのような人材を欲しいのか考えることは大切ですが、的外れなアピールをしない為にも、転職エージェントにしっかりと選考対策を行ってもらえるように相談することが近道になります。

長所をアピールする自己PRの書き方や例文は下記のページも参考にしてください。

自己PRで継続力・粘り強さをアピールする方法と例文

自己PRで思いやり、気配り、聞き上手をアピールする方法と例文

自己PRで真面目という長所をアピールしたい場合の注意点と例文

自己PRの書き方「年代別」のポイント

基本的にどの年代でも自己PRの書き方自体に変わりはありませんが、年代によって抑えるべきポイントは多少違いがありますので、ポイントを理解した上で練り込んでいく作業が必要です。

第二新卒~20代前半の自己PRのポイントと例文

第二新卒が企業にニーズがあるのは、新卒採用で人材確保しきれないという背景があります。その上で短いながら社会人経験があり、最低限のビジネスマナーと、職務経験があるのが第二新卒です。

即戦力とまではいかなくても、より早く戦力になってくれ、長く会社に利益をもたらしてくれる人材を企業は欲しています。

新卒採用の時のようにアルバイトや大学のサークルでのエピソードは、「まだ学生気分なのか」と思われてしまってもおかしくありません。

仕事の経験から得たスキルや、仕事上で工夫してきたこと、それによってどう成長したのかなど、しっかり掘り下げて抽象的な表現にならないようにエピソードを盛り込んだ自己PRにできるよう気を付けて書きましょう。

第二新卒の自己PRの例文

前職ではルート営業に携わっていましたが、クライアントの信用を得る事と、ただの御用聞きにならないように心掛けてきました。特に、対応のスピードと受注後のフォローを手厚くすることを心がけ、クライアントの意見にしっかり耳を傾けることに注力してきました。その結果、クライアントが何を必要としているかということを判断できるようになり、新しい商品の提案も喜んで聞いていただけるようになり、売上目標を常に達成できるようになりました。

実績に自信がなくても、自分が努力や工夫をしてきたことと、その結果得られたことを具体的にアピールしていきましょう。「前年比120%」など、具体的な実績がある場合は、数字も含めてより説得力のある自己PRを作成していきましょう。

20代後半の自己PRのポイント

20代は、今まで経験してきたことを、どのように活かし、企業に貢献していけるのか具体的に示すとともに、熱意が伝わる自己PRにしましょう。

20代後半は少しずつ責任のある仕事を任されている年代でもあります。基本的なビジネススキルに加えて、具体的な実績や注力してきた仕事について具体的なエピソードを織り交ぜられると良いアピールができます。

30代の自己PRのポイント

30代では、やる気や人柄の強みを全面に押し出す事をしていけないという訳ではありませんが、当然ながら企業は即戦力としての活躍を期待しています。

即戦力を裏付ける為には、実務能力や専門知識はもちろんのこと、一緒に仕事をする後輩やメンバーに良い影響を与えてくれるリーダーの役割も期待されます。

同様に30代後半にもなると、マネジメント能力も問われてきますので、マネジメント経験があればもちろんのこと、無い場合でも、業務改善に努力した実績やエピソードなど、資質をアピールできるようにしたいところです。

「プロジェクトリーダーを任されていた」「他部署との調整を任されていた」「後輩の指導役の経験がある」「業務の課題を克服した経験」など、整理していけばアピールできる要素が見つかるかと思います。

また実績や成果をアピールするのは良いことですが、企業の人材ニーズとのマッチ度が弱いと、ただの自慢話のように聞こえてしまう場合があります。あくまでも、その経験を今後どのように活かして貢献できるのかを考えて自己PR文に落とし込むようにしましょう。

40代の自己PRのポイントと例文

40代ともなると、キャリアがしっかりあるため、アピールできる要素は多くなるでしょう。

気を付けたいのは「自分のアピール」が応募企業にとってメリットがあるのかないのかという点です。

沢山のアピールを詰め込み過ぎても、内容がぼやけてしまうだけでなく、的外れな自己PRになってしまいかねないですから、幅広い業務経験をアピールするのではなく、応募企業で役立つ知識や経験、スキルに絞ったアピールが必要です。

下記に挙げるような40代に求められるスキルはアピールしやすいでしょう。

マルチタスク能力・・・複合的な要素の多い仕事を客観的な視点で進めていくことができる能力です。1つ1つの仕事に集中できれば良いですが、実際には計画を立てたプロジェクトを動かすには同時並行的に様々な行動を起こす必要が出てきます。

ひとつひとつの業務に集中して進めるのは若手の仕事。それらを管理し、まとめあげて、より良い方向に進める能力が求められます。

コミュニケーション能力・・・若手にも必要ですが40代では、より一層リーダーの役割を期待されます。個々の能力を引き出して、良い仕事に導く力が求められるのです。マネジメント経験があれば、具体的なエピソードを挙げ、スキルをアピールできますが、マネジメント経験がない場合でも、同様のスキルがあることをアピールできるような自己PRが望ましいです。

決断力・・・若手より決断力を求められる機会が多くなる40代では、正確な状況把握や予測、早目の判断と行動力が求められます。

かといって全て完璧だというような人はなかなかいないでしょうから、求められる能力を考慮に入れながら、できる限り印象を良くできる自己PRを書けるようにしていきたいところです。

40代の自己PRの例文

前職では商品企画・開発に携わってきました。マーケティンググループや営業と密に連携を取りながら、新しいアイデアを形にしていく毎日でした。部署のリーダーとして、部下に自由な発想と提案してもらえるよう、どのような提案でもすぐに否定しないよう注意し、良い提案は賞賛し励ますことに力を入れてきました。その結果、部署は常に活気に溢れ、今年度発売した新商品では販売予測の150%という実績を残し、会社に貢献することができました。その経験を活かし、周囲の意見を聞く柔軟な姿勢を忘れず、情熱を持って御社でも貢献していきたいと考えています。

40代は若い世代と違い、経験が豊富な代わりに、前向きな意欲や柔軟性に欠ける事があります。新しい事にも積極的に取り組む姿勢などは好印象を持たれることが多いので、自己PRに織りこめる場合は記載するようにしましょう。

自己PRの書き方・NG編

自己PRが履歴書や職務経歴書を書く上で重要なポイントであることはお伝えしてきましたが、「ほんとんど自己PRがされていない」「内容があまりにも薄い」書類も多いというのが現実です。その為、もちろん応募先の難易度にも左右されますが、しっかり自己PRが書けてれば書類選考の突破率は確実に上がるという認識で、しっかり準備を行いましょう。

ここでは、自己PRでのNGを紹介します。避けるべき書き方を知る事で、より良い印象を与える自己PRにしていきましょう。

①具体性に欠ける

「非常に」「さまざまな」「かなり」など、抽象的な言葉を使うと、論理性や信憑性に欠けたPRになってしまいます。これらの抽象的な言葉は、日常で使う機会は多いでしょうが、具体的な言葉に書き換えられますので、自己PRでは避けるようにしましょう。

実績などは、できるだけ数字を使用して説得力のあるエピソードにするようにしましょう。

②アピールが強すぎる

自分に自信があり、アピールできるポイントが多いの事自体は良いことですが、あまりに実績のオンパレードになってしまえば「鼻につく自信家」のように思われてしまう恐れがありますし、転職後の人間関係が円滑にできるかも心配されてしまいマイナスになる事があります。企業ニーズに合わせて一番マッチする実績を挙げ、今後どのように貢献していくかを記載したほうが良いでしょう。

③自信がなさすぎる

記載できる実績があまりないなど、経歴に自信がない方でも、適性や意欲を具体的に記載することで、実績でなくても説得力のある自己PRになります。性格的な長所や周囲の評価などを書き出し、企業ニーズにマッチするように自己PRを書くようにしましょう。

企業はネガティブな人材に魅力を感じることはありません。例え自分ではポジティブな要素がないと感じていたとしても、前向きで意欲のある印象を与えられるように工夫をしましょう。自信がない分、慎重だったり、努力家だったりする場合もあるでしょうし、自分で自分の魅力に気づいてあげる事は人生を豊かにするという意味でも大切なことだと思います。

それでも自己分析ではポジティブな要素が見当たらない場合は、家族や親友など、あなたの長所を理解している人に聞いてみるのも1つの方法です。

自己PRは例文に頼らない

ここまで、自己PRの書き方と例文を紹介してきましたが、実際に書く際は例文に頼らずに、ポイントになる要素を理解した上で、しっかり自己分析をして書くようにすることが大切です。

ある程度、文章を書くスキルがあれば、例文を見て適当に書いてもそれなりの自己PR文は書けてしまうでしょうが、採用担当者は、多くの履歴書・職務経歴書を見てきています。

目が肥えている人が見れば、しっかりと、自己分析ができている自己PRと、言葉を繋いだだけの自己PRは見分けがついてしまいます。

仮に、書類選考に通過した場合も、面接では職務経歴書を参考に質問されますので、曖昧な自己分析をしていれば、ボロが出ないとも限りません。

ネット上には多くの自己PRの例文が掲載されていますが、あくまで、要点を掴むための「参考」と捉えていくことが大切です。

まとめ

採用に近づく為には、まずは書類選考に通過する必要があります。書類選考は応募者全てを面接できない為に行われる「ふるい」です。きちんとアピールができていれば通過率は大きく上がります。

また、一通り経歴やアピールポイントを洗い出していれば、面接の対策もスムーズになりますし、志望動機とは違って他の企業への応募でも使い回しがしやすいという特徴もありますので、しっかり準備をしてから書くようにしましょう。

自己PRを構成する要素のおさらい

  • 今までの経歴・・・マッチする経歴をピックアップして書く
  • 具体的な成果・・・具体的に数字などを使いアピール
  • 転職後のビジョン・・・転職後に貢献できると感じさせるアピールを

自己PRがスラスラ書ける6つのステップのおさらい

  • 経歴の棚卸をする・・・業務から得たことや貢献してきた事を書き出す
  • 自己分析を行う・・・長所や周囲の評価、仕事で心がけていることを書き出す
  • 資格や免許、勉強中の事などを書き出す
  • 企業のニーズとマッチしている部分を整理する・・・企業ニーズに合ったものだけピックアップする
  • 実際に自己PRを書いてみる・・・例文を参考に自己PRを書いてみる
  • 自己PRにタイトルをつける・・・キャッチコピーになる魅力的なタイトルをつける
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