真面目なことは、企業にとってもプラスになることなので、選考書類や面接でも積極的にアピールしていきましょう。
ただし、そのまま「私は真面目です」と伝えても良い印象を残せるとは限りません。
このページでは、面接の自己PRで、真面目なことをアピールしたい場合にどのよな点を注意すれば良いのかを解説し、例文を紹介しています。
自己PRで真面目をアピールしたい人のポイントと例文
真面目な人は、業務を一生懸命こなしてくれますし、ミスなくコツコツ作業を行う事を求められる、職種では特に強みになります。
社内のルールも厳守してくれそうですし、嘘をつかない誠実さも持ち合わせているイメージがありますので、良いことだらけのような気がしますが、一方で、真面目が短所になってしまう場合もあります。
下記に挙げるのは、自己PRで「真面目」なことをアピールしたい人に気を付けて欲しいのは、実際どうかは別にして、下記のような印象も同時に与える可能性があるということです。
- 几帳面すぎて柔軟性に欠ける
- リーダーシップが取れない
- コミュニケーションが下手
- 暗い
几帳面すぎて柔軟性に欠ける
真面目な人は、仕事にも一生懸命に取り組んでいるので、どうしても完璧主義になりがちです。自分の仕事に対してプロフェッショナルだという点では、素晴らしいことですが、時に周囲の人に対しても同様の真面目さを求めてしまいがちになってしまうことがあると思います。
社内でも社外でもいろいろな人がいます。スムーズに仕事をしていくためには、自分の価値観を押し付けるようなことはマイナスです。
また、「自分は一生懸命働いているのに周囲はサボっている」というように周囲と見比べて、自分が損をしていると苛立ってストレスを抱え込んだり、いい加減に見える人の意見を聞けない頑固な面があることも考えられます。
真面目をアピールするのであれば、同時に周囲への柔軟性も併せ持っていることが解るエピソードを入れるのが望ましいです。
リーダーシップが取れない
真面目過ぎて周囲へ配慮しすぎてしまい、自分の意見が言えない人もいます。
仕事では、重要な局面で決断しなくてはならないこともありますし、断るべきところを断れず仕事を溜めこんだり、クライアントの要望に応えすぎて後から大変なことになったりということも考えられます。
そのようなことからリーダーシップに欠ける印象がありますので、チームをまとめて仕事を成功させたエピソードなどがあれば、一緒に入れ込むと良いでしょう。
コミュニケーションが下手
円滑に仕事を進める為には、社内であっても社外であってもコミュニケーション能力は重視されることが多いです。
しかし、真面目な人は、コミュニケーションが下手な印象があります。
真面目でコツコツ作業をするだけで済む職人さんのような仕事であれば、それもメリットですが、多くの場合、コミュニケーションが不要ということは少ないので、真面目だけどユーモアもあリ、コミュニケーション能力がある魅力的な人だということが解るアピールをしたいところです。
暗い
真面目だから暗いということはありませんが、そういう印象を持たれる場合もあります。
明るすぎてうるさいのも困りますが、暗いよりは明るいほうが良いという見方をされるものです。
真面目で明るい人材だとアピールするには、やはり面接での言動が大切です。明るい表情やハキハキした受け答えが苦手な人もいるかもしれませんし、無理をし過ぎてもバレてしまいますが、できるだけ注意して準備しておきましょう。
真面目をアピールする例文
「私は真面目です」と答えても、ただ長所を答えているだけですし、なんのことやら伝わりませんよね。
自己PRは長所を聞かれているわけではないので「真面目」という言葉をあえて使わ必要はありません。
真面目なことをアピールしたいのであれば、仕事のエピソードを盛り込み、「真面目なんだな」と思わせることが大切です。同時に前章で解説したような「企業が不安視する要素」を打ち消せるエピソードが加えられていれば、さらに良いPRができます。
ポイントは、具体的な実績を数値によって定量化することと、具体的なエピソードを用いて抽象的な印象になることを防いでいることです。
真面目で努力家な印象と、諦めずに仕事に取り組んで結果を出してくれる人材であることがアピールされています。
例文はあくまで例文なので、今までの経歴を振り返って、どのような時に評価されたか、どのような点を工夫して仕事をしてきたかなど、整理するとことから始めるようにしましょう。
何も整理せずに文章を考えても、材料に何を使うか決めずに料理を始めるようなものです。
何もアピールできる材料がないと言う人もいますが、自己PRを組み立てる材料は、誰でも少なからずあるはずです。実績らしい実績がない場合も、努力や工夫をしてきたことはあると思いますし、上司や同僚の評価を盛り込むなど印象に残る自己PRを作っていきましょう。
自己PRの書き方や例文は下記でも詳細に解説していますので、参考にしてください。
