仕事をしていく上でいろいろな環境に対応できる適応力は、とても大切なことです。
転職するということ自体、新しい環境で働くことを意味しますが、環境適応力の高い人は、ストレス耐性も高い傾向がありますので、採用してもすぐに辞めてしまうかもという企業側の不安を払しょくすることができます。
また、コミュニケーション能力が高い人が多く、企業も安心して採用することができますし、失敗があっても糧にして成長できる人という印象がありますので、転職の自己PRでも強みになります。
そんな適応力を転職の自己PRでアピールする方法を解説していきます。
転職の自己PRで適応力をアピールする際のポイント
適応力がある人は、様々なシチュエーションや仕事内容にも柔軟に対応でき、仕事ができるタイプですし、自社にも早く馴染んで戦力になってくれそうな印象があります。
企業にとっては、自社の仕事に柔軟に対応してくれる人材というのは貴重ですし、適応力がある事が感じられれば、安心して採用することができる人材だと言えます。
適応力がある人は、人間関係もスムーズで協調性も高い人が多く、様々な職種で必要なコミュニケーション能力も備えていることが多い為、良いアピールができれば良い自己PRにります。
適応力という言葉を使わないでアピールできるか
「私は適応力があります」と言っても、抽象的な表現のままでは説得力に欠けてしまします。
良い自己PRのポイントは、抽象的な表現ではなく、具体的に仕事上の経験や実績などを、できれば数値化してアピールすることです。
自己PRが具体的になっていれば、実際に「適応力」や類義語の「順応性」「フレキシブル」などの言葉は使わないでも、適応力があることをアピールできる文章になるはずです。
実際に使うのは構いませんが、適応力という言葉を使わずに、今までの仕事上のエピソードだけでアピールできないか掘り起こしていくようにしましょう。
適応力に近い、長所も一緒にアピールする
適応力が高い人は、仕事だけでなく、人間関係もスムーズにこなすコミュニケーション能力がある人が多いと思います。
もし、そうであれば、適応力だけでなく、協調性やコミュニケーション能力、リーダーシップなども一緒にアピールできないか考えてみるようにしましょう。
エピソードを通して、魅力をアピールできれば、内定へ一気に近づくアピールが可能です。
具体的なエピソードを話せるようにしよう
「私は適応力が高いです」といっても、なんの説得力もありませんよね。
自己PRは説得力がないとアピールになりませんので、より信憑性や説得力がある回答にしていくことが大切です。
信憑性や説得力を持足せて、良いアピールにするためには、具体的なエピソードを思い返し、自分の言葉で話せるように準備しておくことが大切です。
例えば「留学した経験があるので環境適応力が高いほうだと思います」ではダメです。環境に対応した経験のエピソードトークを思い出しましょう。
ホームステイをしていたのであれば、苦労した経験もあるでしょう。それをどういう工夫をして乗り越えてきたのかを話せば説得力が上がります。
※例として留学を出しましたが、できれば仕事に絡んだことでエピソードを考えるようにできればベストです。
例文には頼らない
もし、あなたが適応力がある人材なら、恐らく例文に頼る必要はなく、仕事上の経験を語るだけで十分に適応力が高い人物だということを伝えることができるはずです。
自己PRが何もないという自信の無いタイプの人であれば、多少は例文を参考にして、なんとか自己PRを作っていく必要があるかもしれませんが、作られたものを真似してしまうと、本当の魅力は伝わりづらくなります。
また、面接では、多くの求職者を見てきている採用担当者の目はごまかせないと思っておくことが得策です。適応力が高い人なら、きっと自分らしいアピールの内容を考えることができると思います。
自己分析は面倒ではありますが、転職という大事な転機ですから、じっくり自分と向き合う時間を取ることも大切なことです。
適応力が高い人の自己PR例文
新商品が次から次へと開発される中で、クライアントの要望に耳を傾けつつ社内に持ち帰り対応していく様子を伝えることで、適応力の高さや、コミュニケーション能力の高さをアピールしています。
実績があれば、数値化、計量化することで、説得力が上がるアピールを行うことが可能です。
適応力は長所だが短所にもなりうる
適応力が高い人は転職の面接で企業にアピールできる強みになりますが、長所は短所と表裏一体なものでもあります。
ですから、短所とした場合に、どのようなデメリットがあるのかも理解しておいたほうがより良いです。
適応力が高いことが短所になり得るのであれば、「周囲に流されやすい」ということが言えるでしょう。柔軟性が高く円滑なコミュニケーションが得意なかわりに、「自分の意見をハッキリ言えない」で流されてしまった経験はないでしょうか。
そうでなければ良いですが、面接官から見ても「適応力が高い人」ということは「リーダシップがない人かもしれない」「率先力や遂行力が劣っているのでは?」と、色眼鏡で見られる可能性がないとは言えません。
適応力を短所として見られないためには、柔軟性や協調力とともに、リーダーシップを発揮したエピソードも用意しておくとベストでしょう。
自己PRは企業のニーズに合わせることが重要
自己PRは自分の長所を伝えれば良いのかというと、それだけではありません。そういう意味では長所を聞かれた場合とは異なる答えが必要とも言えます。
なぜなら、企業が欲しいタイプの人材がAという特徴を備える人だったとして、その企業にBという特徴をアピールしても、魅力が半減してしまうからです。
自己PRを作成する前に、まず企業研究を行い、企業が欲している人材像を探り当てることが、内定獲得にとっては大切なことです。
どのような人材を望んでいるのかは、募集要項などでもある程度は解りますが、詳細な情報を得る為には転職エージェントを利用するのが一番です。
転職エージェントでは、過去の質問内容や、どういった人が内定を得ているかを熟知しています。
したがって、的外れなアピールをしないで済みますし、自己PRを考える際のポイントを押さえることができます。
書類対策や面接対策は、不安に思う点や相談したいことは積極的に担当に聞いていくことが大切です。転職エージェントでは、模擬面接を受ける人はそこまで多くなく、自分だけで考えてしまいがちですが、受け身の姿勢でいるより、受かる為の情報を持っているプロにアドバイスを受けることで、内定率を上げていきましょう。
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