リクルートエージェントに登録したけど断られた人も少なからずいらっしゃいますし、これから利用する人の中には、登録拒否されたらどうしようと心配している人もいるかもしれません。
なぜ登録拒否されるのか。利用可能な人の基準はどういったものなのか。また、万一リクルートエージェントに登録できない場合、どうすれば良いのかを解説していきます。
「紹介できない」と断られる理由
よく、登録拒否の基準になる足きりラインがあって、例えば「年収いくら以下だと断られる」「TOEIC何点以上だと断られにくい」など言われることがあります。
しかし、実際には優秀な経歴があり、スペックとしては申し分がない求職者が断られたり、スキルがなく自信が無い人が利用できたりします。
リクルートエージェントでは、登録拒否の基準が存在するわけではなく、保有する求人と、求職者の経歴やスキル、年齢などを総合的に判断して、条件に見合った求人が無い場合お断りするケースがあるということです。
スペックが高くても、希望職種によっては、その時期に保有案件が無ければ断られますし、反対にスキルに自信がなくても、求人が多い職種を希望しているような場合には断られづらくなります。
いずれにせよ、現在年収や語学力、資格の有無などでネガティブになる必要はありませんので、自信がある無しに関わらず、登録をするようにしましょう。
そして、万一登録拒否されたとしても、気にしないようにするべきです。
40代からは登録拒否される確率は上がる
ただし、年齢によっては、求人自体が少なく、「断わられた」という人も多くいらっしゃいます。
一般的に転職市場は20代~30代前半までの求人が多く、リクルートエージェントのターゲット層も同じような傾向になります。
上図のリクルートエージェンの利用者の割合を見てみると、40代(41歳~50歳ですが・・・)は5%、50代に至っては1%しか利用者がいません。
40代以降で、年齢なりの優れた経歴がある場合は、JACリクルートメントのように、ハイクラス向けで、ミドル層の年代の利用者が多い転職エージェントを利用するようにしましょう。
リクルートエージェントの利用者の年齢割合などは下記のページも参考にしてください

転職回数が多くて断られた
スキルさえあれば転職回数は多くても良いと考える企業もあるので全ての人に当てはまるわけではないですが、一般的には転職回数は多ければ多いほど転職には不利になる傾向があります。
そのため、「転職回数が多い」ことで、リクルートエージェントから断られたという口コミも少なからずあります。
転職回数は若ければ若いほど回数が多いことで「すぐ辞めるのでは?」という疑問符がつきます。
企業が敬遠しがちになれば、採用に至らないことが増えますので、転職エージェントから見ても売上に繋がりにくい利用者ということになりますから、優先順位が下がってしまいます。
転職回数については下記のページも参考にしてください。20代に向けた記事ですが全年代の転職回数と成功率の関係性が分かります。

高卒だと断われることも
学歴が高卒であっても、紹介できる求人さえあれば紹介してもらえますので、高卒だから使わないというのはもったいないのですが、大卒の人などより断られる可能性はあります。
経験やスキル・実績などがあり、即戦力で活躍できると評価すれば、学歴は関係ないという企業もたくさんありますのが、一方で大卒以上という要望を出してリクルートエージェントに依頼する企業があるのも現実です。
ですから、高卒というだけで、ある程度求人が絞られてしまい、紹介できないと断られてしまうケースがあることもあります。
職歴がなく・ブランクが長いと断られる
リクルートエージェントは、基本的に社会人経験がある人の転職支援をしている会社ですから、フリーターや既卒の人の場合、断られる可能性が高いです。
また、前職からのブランクが長く空いてしまうと、転職に不利になることから、優先順位が下がってしまうことが多いです。
ブランクが長いことで、紹介できないと断わられたという感想を持つ人も少なくありません。
既卒やフリーターなど職歴なしという場合や、無職期間が長いは、下記のページも参考にしてください。

初めから併用することで時間のロスを防ぐ
リクルートエージェントでは、登録した後に面談の連絡が来るまでに、2~7日程度掛かります。
登録拒否をされてしまう場合、一週間後に判明することがあるということです。2~7日はあくまで目安なので、もっと掛るケースもあるかと思います。
そうなれば、1週間過ぎてしまうだけでなく、他のエージェントに登録しても、またそこから連絡が来るまでに1週間掛るとするとロスが多くなってしまいます。
既に転職を決意しているのであれば、初めから複数の転職エージェントに登録するのがベストです。
リクルートエージェントに断られた場合はどうするか
まず、利用の前に不安に思っている人は、何も気にせず登録をしてしまってください。基準があるわけではない以上、結果がどうでるか解らないことで悩んでいても、なにも進みません。
リクルートエージェントは、求人数も利用者も転職エージェントの中で圧倒的な存在ですから、基本的には、幅広い人に紹介できる求人が揃っています。
また、リクルートエージェントに断られたからといって、転職エージェントを利用することを諦めてしまうのは、もったいないことです。
前述しましたが、経歴が優秀な人でも断られる時は断られますので、あまり気にせず、他の転職エージェントを利用するようにしてください。
まずは、マイナビエージェント、
doda、
type転職エージェント(首都圏のみ)、
ワークポート
あたりの大手転職エージェントに登録し、担当との相性や紹介される求人内容を判断して、転職を進めるエージェントを絞るようにするのがおすすめです。
断られない転職エージェントもある
いくつかの転職エージェントに登録拒否されると、さすがに嫌気が差すかもしれません。
そんな場合は、面談を断られないSpring転職エージェント(旧アデコ)がありますので、そちらを利用するようにしましょう。
Spring転職エージェントは、求人数、紹介数も満足という評判が多く、求人の質も評価が高いです。
アデコは世界中で一番の人材紹介会社ということもあり、外資系にも強みを持った転職エージェントですが、登録拒否が無く、面談を行ってくれますので、登録を断られるのが心配な人や、他で断られてしまった人でも安心して利用できます。
※面談をしたからといって必ずしも求人紹介を受けられるとは限りませんが、現状の市場価値や転職に関するアドバイスを受けられるだけでも利用価値があります。
まとめ
リクルートエージェントは、利用するにあたって特別にハードルが高い転職エージェントではありませんが、その時その時の状況によっては、断られてしまう場合もありえます。
転職活動で気を付けたいのは、選考の合否や転職エージェントの登録拒否などで、一喜一憂しないことです。何かある度にネガティブになっているようでは、希望通りの転職は実現できませんので、何か落ち込むことがあったとしても、あまり気にせずに、積極的に行動をしていっていただければと思います。