新卒で入社したのは良いけれど、一ヶ月程度で早くも「耐えられない」と思う人は少なくないでしょう。
学生時代には知る由もない、理不尽な社会の仕組みに多くの新卒の方が悩むものです。
しかし、新卒から余りにも早い時期での転職は、転職先が決まりづらくなってしまう恐れがあります。
このページでは、新卒から一ヶ月など、早い期間での転職について解説していきます。
新卒がすぐに転職するのはデメリットが大きい
私も新卒から社会人になったとき、「なんでろくに仕事もないのに定時で帰っちゃいけないの?」と不満を覚えたのを思い出します。
実際に仕事が与えられてからは、定時はおろか21時を回っても帰りづらい空気が充満していました。
何度も「思っていたのと違うし、意味が解らない・・・」と憂鬱になったり、強い憤りを覚えたものです。
しかし、新卒からあまりにも早い時期に転職しようとしても、「きっと、ちょっとしたことにも耐えられない人物なんだ」「うちに来てもすぐに辞めてしまうかもしれない」というネガティブな見られ方をしてしまいます。
企業もコストを掛けて雇ったのにすぐに辞められてしまえば大損ですから、できるだけ長く働いてくれる可能性のある人を採用したいと思うのは当然のことです。
ですから、辞めたいと思っても、しばらくの間は会社に慣れる期間と思って我慢することも検討したほうが良いと言えます。
新卒の転職のタイミングは?
それなら、新卒が転職して良いタイミングはいつなのでしょうか。
残念ながら、半年働いたからといって実績にはなりませんし、良いタイミングだと言えるわけではありません。
しかし、新卒1ヶ月と半年では、まだ半年のほうがマシですし、半年より1年のほうが企業が感じる不安要素は少なくなっていきます。
また、不満に感じている内容は人それぞれでしょうが、どの会社に勤めても仕事である以上、少なからず不満が出てきてしまうのは仕方ない面もあります。
特に、新卒で仕事の楽しさも解らないうちですから、大きな環境の変化に戸惑ってしまうことは、誰もが経験するようなことでもあります。
いつまでも我慢して同じ会社で働く必要はありませんが、一通り、社会とはこんなところなのかと解るようになるまで頑張ってみるのも良い経験になるのではないでしょうか。
転職は、「今すぐにこの場から逃げ出したい」というようなネガティブなものではなく、不満の解消と同時に5年後、10年後にどうなっていたいかも含めキャリアプランを描くことが大切ですし、それを実現できる転職先が見つかったときが転職のタイミングと言えるでしょう。
不利になってでも転職したい場合は
ここまで解説してきたように、新卒すぐに転職することは、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまうのが実情ですし、決して望ましい事ではありません。
しかし、それでも転職したいという人もいるでしょう。
我慢をしすぎれば、体や心に強烈な拒否反応が出ることもありますし、長期間我慢を続けたストレスで体を壊したり、鬱になってしまったりする事例も少なからずあります。
会社に残る事で後悔することもありますし、あくまで自分の人生ですから、どういった決断も自分の意思ですべきです。
退職前に転職先を探すのがベスト
新卒1ヶ月など、短い期間で辞めたいという場合は、今すぐにでも会社から逃げ出したいような気分になってしまっていることが多いかもしれません。
しかし、転職するのであれば、退職前に転職先を探すようにしてください。
退職後の転職活動は、生活費を工面しなくてはならない以上、簡単なことではありません。
一度辞めてしまえば、転職先がなかなか見つからなくて生活に困れば、アルバイトをするようになるかもしれません。
フリーターになれば、またさらない長い期間のブランクができてしまい、会社員に戻るハードルが上がってしまいます。
辞めたいと強く思っていても、次の働き口がなければ、もう少し我慢しようという気になるかもしれませんし、反対にスムーズに転職先が見つかれば、それはそれで良いでしょう。
退職前に転職先を探すなら転職エージェント
かといって、仕事をしながら転職先を探すのは、それはそれで大変な労力が必要になります。
特に、新卒でどのような会社が良いかも解らない人が、自力だけで満足のいく会社を探せる可能性はそう高くはないでしょう。
不安なことも多いでしょうし、面接スケジュールの調整や、選考対策なども全て1人でやらなくてはならない事を考えれば、転職が嫌になるかもしれません。
転職エージェントを利用すれば、希望にマッチした求人の紹介から、選考対策、面接スケジュールの調整など多くのサポートが受けられますし、不安なことや聞きたいことがあれば、転職のプロからアドバイスを受けることができます。
1人で転職活動を行うのとは負担という面でも雲泥の差がありますので、必ず利用するようにしてください。
新卒社会人におすすめの転職エージェント
転職エージェントも数が沢山あるのでどのような会社を利用すれば良いのか迷うと思います。
おすすめの選択の軸は2つです。
- 第二新卒に強いこと
- サポート力に優れていること
新卒すぐの転職は、新卒3年目までの第二新卒という分類になります。経験値が浅く即戦力としては市場価値が低いですが、若手を確保したい会社は沢山あります。
第二新卒に強みのあるエージェントを利用すれば、転職先を見つけることもスムーズになる可能性があります。
また、新卒社会人は、まだ経験が浅く、転職も始めてなのでサポート力に優れた丁寧な転職エージェントを選択することが大切です。
これらの条件を満たした転職エージェントを下記に紹介しておきますので、参考にしてください。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、第二新卒を含む20代~30大の若手に強い転職エージェントです。
マイナビの知名度を活かして、企業との太いパイプがあり、良質な独占案件を多く保有しています。
大企業から中小・ベンチャーまで幅広い求人がありますが、特に優良中小企業の独自案件は評価が高いです。
求人数では、業界最大手のリクルートエージェント、2番手のdodaには及びませんが「紹介数が多い」「ホワイト求人の紹介が多い」という定評があります。
第二新卒の転職にも力を入れていますので、新卒直後に転職を考える人にもおすすめです。
doda
dodaは国内トップクラスの圧倒的な求人数があり、転職実績も豊富で強みを持っています。
typeの転職エージェント
type転職エージェントは、サービスにこだわった質を重視した姿勢を貫き、高い年収アップ率を実現している転職エージェントです。
業界内でも手厚いサポートに定評があります。大手との差別化を「サービスの質」で図る姿勢は転職者にとっては有難いです。
首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県)の求人がメインですので、首都圏の人にはかなりおすすめです。
下記のエージェントは、業種・職種やタイプ別のおすすめエージェントです。該当する人は参考にしてください。
業界(強み) | 転職エージェント名 | おすすめ度 |
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