リクルートが運営する就職shopは、既卒・フリーター・第二新卒など20代若手向けの転職エージェントですが、新卒の就活にも対応しています。
ただし、全ての人が就職shopを利用するのがベストかというとそうではありません。
今回は、就職shopを新卒が利用すべきなのかどうか、おすすめできるのか解説していますので、利用を検討する際に参考にしてください。
就職shopは新卒でも利用価値がある?
就職shopは、転職エージェントでもありますが、就活エージェントでもあります。
就職shopを使うと下記のようなメリットがあります。
- 就職shopの保有する求人の紹介を受けられる
- 書類選考が免除される
- 面接対策やスケジュール調整などのサポートを受けられる
就職shopでは面接スケジュールの調整や模擬面接、少人数制のセミナーなど就活生を支援するサポート体制が整っていますので、自力で行っていると何かと大変な就活の負担を減らすことができます。
就職活動をどのように進めていいか良く解らない人や、不安が多く相談できる相手がいないといった場合には、相談しながら就活ができるメリットは大きいです。
また、紹介された企業については、就職shopがプッシュしてくれるので、書類選考は免除になります。
これらのメリットがあるという点では、新卒も就職shopの利用価値はあると言えます。
ただし、全ての人が就活に使うべきということではありませんので、注意が必要です。
現状では求人の質が高くない
就職shopで紹介してもらえる求人は中小企業がメインです。もちろん中小企業でも良い企業はありますが、大手企業に就職したいのであれば、初めから就職shopを選択するのはおすすめできません。
近年では少子化の影響が色濃くあり、新卒は売り手市場です。しかし、優秀な学生だけでなく、多くの学生が、名前のある大手有名企業に集中する傾向があり、中小企業では希望通りの新卒採用ができていない現実があります。
そのため、学歴や出身校のランクにもよりますが、多くの人は贅沢を言わなければ就職先に困る時代ではないと言えます。
せっかくの売り手市場ですから、受けたい企業に自力で応募するのが良いでしょうし、サポートを受けたい場合も、求人数の多い就活エージェントや就活サイトを先に利用することをおすすめします。
同じリクルートで言えば「リクナビ就活エージェント」、マイナビなら「マイナビ新卒紹介」などから利用すると良いでしょう。
就職shopはどのような新卒におすすめ?
自力で就活を行っていたけれど、書類で落とされることが多く、面接に進んでもなかなか内定が出ない場合、悩んでしまう就活生も少なくありません。
就活のピークの6月7月を過ぎて、まだ内定がもらえないと焦っている場合は、就職shopを利用することも検討しましょう。
また多くの企業で内定式が行われる10月を過ぎてしまって決まらないような場合は、新卒採用と同じ方法ではなかなか難しい状況になっていきます。
就職shopでは、卒業後に就職していない既卒者も採用可能な求人がありますので、登録してアドバイスを受けると良いでしょう。
気に入った企業が無い場合でも、就活についてアドバイスを受けることが可能ですので、一人で悩んでいるより、ずっと楽になります。
まとめ
新卒の就活でうまくいかなかった場合、就職浪人するという人も少なからずいます。
既卒でも3年未満なら新卒と同様に就活できますが、既卒になって新卒採用と同じ土俵に乗った場合、どうしても新卒のほうが有利になります。
卒業までに就職したほうが条件の良い就職ができる可能性は高いので、うまくいかない場合も諦めるのではなく、就職shopの利用を始めとした様々な方法で就活を進めて行くことをおすすめします。
就職をこじらせる前に就活エージェントなどに相談しておくことで、プランが立てやすくなりますが、焦り出していたとしても、まずは一度落ち着いて、今後の就活プランの立て直しをしていくことが大切です。